葬儀辞典

香典返しについて

香典返し(こうでんがえし)とは

香典は「半返し」といって、香典の半分を返すのが習わしとなっています。
一家の大黒柱である主人が亡くなった場合のみ、3分の1返しでもよいといわれています。
香典返しは、仏式では忌明け法要の1〜2日後に到着することが望ましいと言われています。
神式では五十日祭の忌明け後に届くとよいでしょう。
最近は「即返し」といって、葬儀の当日に香典返しを参列者に渡す方もいらっしゃいます。

「香典返し」って、何を贈ったらいいの?

香典返しには「不祝儀を残さない」という考え方があります。
そのため、一般的には「あとに残らないもの」が好まれています。

・お茶やコーヒーなどの「食べたらなくなる」飲食物
・洗剤やタオルなどの「使えばなくなる」日用品

が、香典返しに使われることが多いです。

では逆に、贈らない方がいいものはあるの?

もちろん、あります。

・商品券など、券面に金額が記載されているもの
・肉や魚
・「お酒」や「昆布」など、慶事に使われるもの
です。

「商品券」は、金額が分かってしまうのであまり好まれていません。
なるべく避けたほうがよいでしょう。

「肉や魚」は「四つ足生臭もの」と呼ばれ、昔から避けられています。