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墓じまいの手続きと流れを8ステップで解説|費用と必要書類をチェック

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墓じまいとは、お墓を撤去し遺骨を移す手続きです。墓じまいでは役所に行き、改葬許可証を発行してもらわなければなりません。本記事では墓じまいに必要な書類や手続きを解説。墓じまいの流れも紹介します。

墓じまいとは、今あるお墓を片付け、遺骨を新たな納骨先に移す手続きのことです。お墓の継承が難しくなったときなどに選ばれることが増えています。

とはいえ、墓じまいは家族やお寺との話し合い、役所への申請、業者への依頼など、初めての方にはわからないことが多いものです。「何から始めればいいのか…」と不安を感じている方も少なくありません。

本記事では、墓じまいの流れや必要な書類と手続き、費用の目安まで詳しく解説します。これから墓じまいを検討している方、具体的な進め方に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

墓じまいの手続きと流れ

墓じまいは、今あるお墓を片付け、遺骨を新たな場所へ移す手続きです。家族やお寺、役所とのやり取りも多く、いくつかの段階を踏みながら進めていきます。

ここでは、一連の流れを8つのステップに分けて紹介します。

1.親族の合意を得る

墓じまいは、まずは親族の理解を得るところから始まります。お墓は家族や親族にとって大切な場所です。突然の話では驚かせてしまうかもしれません。

なぜ墓じまいを考えているのか、その理由を丁寧に伝えましょう。移転後の供養の方法についても話し合い、みんなが納得できる形を探していくことが大切です。

2.現在の納骨先に連絡する

親族の合意がまとまったら、次は今お世話になっているお墓の管理者に相談します。墓地ごとに決まり事があるため、早めに連絡して確認しておくと安心です。

必要な書類や手続き、費用についても管理者に教えてもらいながら準備を進めていきます。

3.改葬先を探す

遺骨をどこに移すのかを決めます。新しいお墓に建て替える方もいれば、納骨堂や永代供養墓、樹木葬などを選ぶ方もいます。

家族の希望やこれからの供養の負担、予算なども考えながら、無理のない選択をしましょう。改葬先が決まったら、受け入れ先に「受入証明書」を出してもらいます。あとで必要になる書類です。

4.改葬許可申請書を提出する

改葬には自治体の許可が必要です。市区町村役場に「改葬許可申請書」を提出します。申請には今の墓地が発行する「埋蔵証明書」と、新しい納骨先の「受入証明書」も必要です。

役所によって用紙の形式や提出方法が違うことがあるので、事前に確認しておくとスムーズです。手続きが受理されると「改葬許可証」がもらえます。

5.お墓の撤去を任せる業者を決める

改葬許可証を取得したら、お墓の撤去作業をお願いする石材店を決めます。墓地によっては指定の業者があることもありますが、自由に選べる場合は複数の業者に見積もりを依頼して、内容をよく比べて選びましょう。

撤去作業では、墓石の解体や整地まで行います。事前に作業の流れや費用について詳しく説明を受けておきましょう。

6.閉眼供養の後に遺骨を取り出す

撤去の前に、僧侶に来てもらって閉眼供養を行います。これは、お墓に宿る故人の魂を抜き出す大切な儀式です。

供養が終わると、墓石を開けて遺骨を取り出します。取り出した遺骨は、新たに納骨するまで大切に保管します。この際、遺骨の洗浄や乾燥といったメンテナンスが必要になることもあります。また、散骨する場合は遺骨を粉末状にする「粉骨」をします。

7.お墓を撤去し管理者に返還する

遺骨の取り出しが終わると、墓石の撤去作業に入ります。すべて撤去されたあと、区画は更地に戻し、墓地管理者に返還します。

墓地によっては、返還届や完了報告を求められることもあるので、最後まで確認を怠らないようにしましょう。

8.改葬先に納骨する

最後に新たな納骨先に遺骨を移します。納骨の際に開眼供養(魂入れ)を行うこともあります。これで新たな場所での供養が始まります。

こうして一連の墓じまいが無事に完了します。段取りを整理しておくことで、慌てず落ち着いて進められるでしょう。

墓じまいで必要な3つの書類

墓じまいの手続きを進めるうえで、「改葬許可証」を役所から発行してもらう必要があります。この改葬許可証を取得するためには、いくつかの書類をそろえなければなりません。

ここでは、準備が必要となる3つの書類について順番に説明します。

埋蔵証明書

埋蔵証明書は、現在のお墓に誰の遺骨が納められているかを証明する書類です。これを発行してもらうには、今お世話になっている墓地や霊園の管理者に依頼します。

管理事務所が発行することが一般的ですが、寺院墓地の場合は住職に依頼することになります。手数料がかかる場合もあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。

受入証明書

受入証明書は、新たに遺骨を納める先が用意できていることを証明する書類です。新しい納骨先が決まった段階で、受け入れ先に発行を依頼します。

納骨堂や永代供養墓、寺院墓地など、施設によって証明書の形式は少しずつ異なります。申込時に「改葬で利用する」と伝えておくと、スムーズに手続きを進めてくれることが多いです。

改葬許可申請書

改葬許可申請書は、市区町村の役所に提出する書類です。多くの場合、役所の窓口やホームページで申請書の様式が用意されています。

申請書には、改葬を希望する理由や遺骨の移動先、遺骨の人数などを記入します。先に準備した埋蔵証明書と受入証明書も添付して提出すれば、内容を確認のうえ改葬許可証が発行されます。

墓じまいで必要な3つの書類

墓じまいを進めるには、役所から「改葬許可証」を発行してもらう必要があります。そのためには、いくつかの書類を準備しなければなりません。

ここでは、用意する3つの書類と、取得にかかる費用の目安もあわせて紹介します。

埋蔵証明書

埋蔵証明書は、今のお墓に誰の遺骨が納められているかを証明する書類です。墓地や霊園の管理事務所、または寺院の住職に依頼して発行してもらいます。お墓の管理者が誰かわからない場合は、自治体に問い合わせると良いでしょう。

費用は無料の場合もありますが、発行手数料として数百円から1,000円程度を求められることもあります。埋葬されている人数分の証明書が必要になることもあり、この場合、費用も人数分必要です。

受入証明書

受入証明書は、移転先が遺骨の受け入れを引き受けたことを証明する書類です。新たな納骨先が決まった段階で、契約と同時に発行を依頼します。

こちらは発行自体は無料としている施設が一般的です。

改葬許可申請書

改葬許可申請書は、市区町村の役所に提出します。用紙は窓口でもらうか、自治体のホームページからダウンロードできます。

申請手数料は、多くの自治体で無料です。ただし、一部地域では数百円~1,000円程度の手数料を設けている場合もあります。こちらも事前に役所へ問い合わせておくとスムーズです。

墓じまいにかかる費用の目安

墓じまいを進めるには、いくつかの費用がかかります。お寺や霊園へのお布施、撤去作業の費用、各種手続きの費用などが主な内訳です。

ここでは代表的な費用項目について、だいたいの目安を紹介します。

お布施

墓じまいでは、閉眼供養(魂抜き)と、移転先での開眼供養(魂入れ)を行うのが一般的です。これらの儀式の際に、僧侶にお布施を渡します。

金額は地域やお寺によって幅がありますが、それぞれ3万〜5万円程度が目安になります。両方あわせると合計で6万〜10万円前後になるケースが多くみられます。

また、僧侶に来てもらう際には御車代(交通費として5千円〜1万円程度)、供養後のお食事代として御膳料(5千円〜1万円程度)を用意するのが一般的なマナーとされています。

離檀料

今までお世話になっていたお寺に対しては、離檀料を包むことがあります。これは、これまでの供養への感謝の気持ちを表すものです。

金額の決まりはありませんが、相場としては5万〜20万円程度と幅があります。寺院の規模やこれまでの付き合いの長さによっても異なるので、不安な方は寺院に相談してみましょう。

お墓の撤去にかかる費用

墓石の解体や撤去、区画の整地作業には石材業者への費用が発生します。一般的な和型墓石であれば、20万〜30万円程度が目安です。

お墓の大きさや立地、作業のしやすさによって費用は変わります。石碑が大きかったり、山間部や傾斜地にある場合は、さらに高額になるケースもあります。

遺骨のメンテナンス費用

長年納骨されていた遺骨は、改葬先に移す前にメンテナンスを行うことがあります。骨壺の交換や遺骨の洗浄、乾燥などの作業です。

費用は1体あたり1万〜2万円ほどが目安です。状態によって必要ない場合もありますが、移転先の施設からメンテナンスを勧められることもあります。

書類交付にかかる費用

先述した通り、埋蔵証明書や改葬許可申請書の手続きに一部費用がかかることもあります。

多くは無料〜数千円程度ですが、管理者によっては埋蔵証明書が人数分必要となり、発行に数千円前後かかる場合もあります。役所の改葬許可申請は、多くの自治体で無料ですが、有料のところも一部あります。

このように、墓じまいにはさまざまな費用がかかります。全体では100万円以上になるケースもあるので、早めに見積もりを取りながら計画を立てましょう。

墓じまいにかかる各種費用やお布施の渡し方は、こちらの記事でより詳しく解説しています。

墓じまいのお布施は3万~10万円が目安|その他の費用や渡し方

墓じまいの手続きは早めに取り掛かろう

墓じまいは、家族の話し合いから始まり、お寺や霊園、自治体との手続き、業者の手配まで、やるべきことがいくつもあります。一つひとつはそれほど難しくなくても、すべてを揃えて整えていくには、ある程度の時間と準備が必要です。

特に親族間の合意や、お寺との相談には時間がかかることもあります。また、役所の手続きや業者の予約も、余裕を持って進めておいた方が安心です。

「そのうち…」と思っているうちに、思わぬ事情で慌ただしくなるケースも少なくありません。気持ちと準備に余裕があるうちに、早めに取り掛かっておくことが、納得のいく墓じまいにつながります。

このような手続きに不安のある方は、あんしん祭典までご相談ください。墓じまいはもちろん、人が亡くなったときに必要になる行政手続きの代行が可能です。相談は無料、24時間365日対応なので、まずはお気軽にお電話ください。

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