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葬儀辞典

【法事の持ち物】参列者・親族・遺族に分けて解説|あると便利な3つのアイテム

法事

法事の持ち物を参列者・親族・遺族に分けて解説します。数珠や香典、お布施、納骨法要の埋葬許可証など、法事では立場によってさまざまな持ち物が必要になります。ハンカチや季節用品などのあると便利なアイテムも紹介。初めて法事に参列する人、遺族として準備する人におすすめです。

法事の持ち物は、まず数珠を1人1個持参することが基本です。そのうえで、参列者や親族は香典とお供え物を用意しましょう。遺族側は位牌や遺影など、必要な物が多いので注意が必要です。

法事は慣習や地域差もあり、「何を持っていけば失礼にならないのだろう」と不安になる人も少なくないでしょう。準備を早めに整えてしまえば、当日は故人を偲ぶ時間に気持ちを向けやすくなります。

本記事では、参列者・親族・遺族それぞれの持ち物を整理し、数珠や香典、お布施、納骨法要で必要な書類までわかりやすく解説します。初めて法事に参列する人や、遺族として準備を進める人は、当日の持ち物確認に役立ててください。

参列者・親族・遺族共通で数珠は1人1連(いちれん)持参する

法事では、参列者・親族・遺族の立場にかかわらず、数珠は1人1連(いちれん)持参します。数珠は自分自身の分身であるとされているため、貸し借りはNGです。自分用はもちろん、子どもと一緒に参列する場合は子ども用も用意しておきましょう。

数珠には宗派ごとに違いがある場合も。しかし、一般的には略式数珠(よく見る一連の小ぶりな数珠)で問題ありません。宗派に合わせた本式数珠を持っている人は、本式数珠を持参するとよいでしょう。

数珠はバッグの外ポケットに入れると紛失しやすいので、数珠袋に入れて持ち運ぶのが無難です。数珠袋がない場合も、ハンカチで包むなどして傷や汚れを防いでおくと安心です。

参列者・親族の法事の持ち物

参列者も親族も、基本的な持ち物は同じです。最低限、香典とお供え物は持参しましょう。

香典

香典は、故人を供養する気持ちを金銭として包み、遺族の負担をねぎらうために持参します。お通夜や葬儀の香典とは別に、法事でも香典を用意するのが一般的です。

なお、香典の金額は法要の種類や故人との関係性によって変わります。目安は次の表のとおりです。

法要の種類金額目安
親族親しい友人・知人友人・知人
初七日3万~5万円2万~5万円1万~3万円
四十九日3万~5万円2万~5万円1万~3万円
一周忌3万~5万円2万~5万円1万~3万円
三回忌以降1万~3万円1万~3万円1万~3万円
納骨式1万~3万円1万~3万円1万~3万円

香典の金額目安

香典袋は不祝儀袋を用い、表書きは宗教・宗派によって「御仏前」「御香典」などが使われます。

香典に包むお札は法事(法要)では、あらかじめ準備していたことを示す「新札」を用いても失礼にはあたりません。

香典袋は袱紗(ふくさ)に包んで持ち歩くと、香典袋が折れたり汚れたりしにくく、渡す所作も整います。

香典の包み方や香典袋の書き方について、詳しいマナーを知りたい方は、こちらの記事もお読みください。

【画像で解説】香典の書き方は?夫婦や連名の場合、ペンの選び方から包み方まで

お供え物

お供え物は、故人への供養の気持ちを品物として表すもので、法要の場で仏前に供えるために持参します。香典とお供え物を両方持参するケースも珍しくありません。

お供え物は日持ちがして分けやすい菓子折りや果物、お線香、ろうそくなどがおすすめです。個包装の焼き菓子などは持ち運びもしやすく、受け取る側の負担も少なくなります。

ただし、地域や家の考え方によっては、お供え物を用意する習慣が薄い場合もあります。案内状や遺族の意向を優先し、不安なら葬儀社や遺族に確認するとよいでしょう。

遺族の法事の持ち物

遺族は、法要を滞りなく進めるために、参列者よりも準備する持ち物が多くなります。当日困らないよう、事前に必要な物を整理しておきましょう。

お布施

お布施は、僧侶に読経や法要をお願いしたことへの謝意として渡します。金額は地域や寺院との関係性によって差があるため、事前に菩提寺へ確認しておくと安心です。

お布施は白無地または水引のない白封筒、またはお布施袋に包み、表書きは「お布施」とします。中袋がある場合は金額を記載し、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが一般的です。

お布施の金額目安や包み方、渡し方はこちらの記事で解説しています。

法事のお布施とは?法要別の金額相場、封筒の選び方や書き方、渡し方

お布施以外の費用

法事では、お布施以外にも会場使用料やお花代などが発生することがあります。これらの費用は、事前振込ではなく当日清算となるケースも少なくありません。

当日に現金が必要になる場面に備え、あらかじめ金額を確認し、余裕を持って持参しておくと慌てずに対応できます。

遺影

遺影は、法要の場で故人を偲ぶために飾る大切なもので、遺族が持参します。会場までの移動中に傷が付かないよう、専用のケースや布で包んで運ぶと安心でしょう。

位牌

位牌は、故人の魂が宿るものとして法要で重要な役割を持ちます。自宅で保管している場合は、忘れずに持参しましょう。

納骨法要や忌明け法要など、節目となる法事では特に必要となるため、事前に確認しておくことが欠かせません。四十九日法要(忌明け)では、白木位牌から本位牌へ作り替えるため、両方持参します。

香典返し

香典返しは、参列者から受け取った香典へのお礼として用意します。当日返しの場合は、参列者の人数を想定して多めに準備しておくと安心です。

なお、香典返しの品物は「いただいた金額の3分の1から2分の1」が目安で、一般的には3,000円ほどの品物を用意します。1万円を超える多額の香典をいただいた場合は、当日返しをしていても、差額分の品物を後日贈るのがマナーです。

香典返しの品選びやマナーについては、こちらの記事で詳しく解説してます。

香典返しの金額や品物は?挨拶状の書き方、送る時期【おすすめ4選】

貴重品袋

法事当日は、現金(香典)や書類などの貴重品をまとめて管理する場面が多くなります。貴重品袋を用意しておくと、必要な物を一か所にまとめられて便利です。

受付周りや控室での出し入れも多くなるため、持ち運びしやすい袋を選ぶとよいでしょう。

埋葬許可証(納骨法要のみ)

納骨法要をする場合は、埋葬許可証が必要です。霊園や納骨堂で提出を求められるため、忘れると手続きが進みません。

原本を持参し、紛失したり汚れたりしないようクリアファイルなどに入れて保管しておくと安心です。

参列者・親族・遺族共通であると便利な持ち物

法事は所要時間が長くなりやすく、移動や待ち時間も発生します。最低限の必需品に加えて、あると便利な物を持っておくと当日を落ち着いて過ごせるでしょう。

ハンカチ・ティッシュ

法事では焼香の前後や食事の場面など、手元を整えたい場面が何度かあります。ハンカチは身だしなみとして欠かせず、涙をぬぐうときにも自然に使えます。

ティッシュは、急な汚れや鼻水の対応など、細かな場面で役立ちます。会場に備え付けがあれば良いですが、ないこともあるので、用意しておきましょう。

季節用品

会場によっては空調が効きにくい会場もあり、屋外での移動があると体温調整が難しくなることがあります。季節に合わせた小物を用意しておくと、体調を崩しにくくなるでしょう。

夏は扇子や汗拭きシート、制汗スプレーがあると快適です。冬は使い捨てカイロやひざ掛けなどがあると冷え対策になります。

小ぶりのバッグ

法事では数珠や香典、ハンカチなど、すぐ取り出したい物がいくつかあります。小ぶりのバッグがあると、必要な物をまとめて持ち歩きやすくなります。

大きな荷物は会場で置き場所に困るため、貴重品と最低限の持ち物だけを入れられるサイズが便利です。

法事の持ち物はなるべくコンパクトにまとめよう

法事は持ち物が多くなりがちですが、必要な物を厳選し、持ち運びやすい形にまとめておくと、当日の動きが楽になります。会場では席の移動や焼香の順番待ちもあるため、荷物が大きいほど気を使いやすいでしょう。

参列者・親族は数珠を基本に、香典やお供え物の有無を確認しておくと安心です。遺族はお布施や各種費用、位牌など当日に欠かせない物があるため、前日までにチェックリストを作って抜けを防ぐと、落ち着いて迎えられます。

準備が整ったら、持ち物は小ぶりのバッグに入れましょう。遺族側は貴重品や書類の用意も必要なので、貴重品袋があると便利です。前日までに必要なものをバッグに入れておくと、落ち着いて当日を迎えられるでしょう。

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