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葬儀辞典

遺品整理の費用相場・よくある遺品整理のQ&A

知識

遺品整理の費用相場を間取り別に分かりやすく解説。基本料金が決まる仕組みや、費用を抑えるための4つのコツ、誰が支払うべきかといったよくある悩みまで、遺品整理の費用に関する不安を解消します。これから遺品整理と向き合う方に役立つ内容をまとめています。

葬儀という大きな儀式を終え、ふと一息ついた頃にやってくるのが「遺品整理」です。

大切な方の愛用品を整理することは、故人との思い出を振り返る大切な時間である一方で、「どこから手を付ければいいのか」「一体いくら費用がかかるのか」と、戸惑いや不安を感じてしまうのは当然のことです。特に費用面は不透明なイメージがあり、一歩踏み出すのをためらってしまう方も少なくないでしょう。

本記事では、「間取り別の費用相場一覧表」を軸に、遺品整理の費用が決まる仕組みや、負担を賢く抑える方法を解説します。また、支払い分担や残すべき物の判断基準など、多くの方が直面するお悩みについても、一つひとつ丁寧にお答えしていきます。

これから遺品整理と向き合う方に向けて、ヒントになる情報が満載です。

【一覧表】遺品整理の費用相場と目安

遺品整理の費用は、部屋の広さによってある程度、目安があります。まずは整理したい場所の間取りと照らし合わせて、大まかな予算をイメージしてみましょう。

間取り費用相場(目安)作業人数作業時間
1K / 1DK30,000円〜120,000円1〜2名1〜3時間
1LDK / 2DK70,000円〜250,000円2〜3名2〜4時間
2LDK / 3DK120,000円〜400,000円3〜5名3〜6時間
3LDK / 4DK170,000円〜600,000円4〜7名4〜8時間
4LDK以上220,000円〜5名以上1日以上

表はあくまで基本の目安です。ここから、部屋の状況や遺品の量によって金額が大きく変わってきます。

遺品整理の費用はどうやって決まる?

遺品整理の費用は、主に「物の量」「手間」「処分代」の組み合わせで決まります。「電話でもらった概算見積もりと、実際の請求額が違った」といったトラブルを避けるためにも、以下のポイントがどう影響するのかを確認しておきましょう。

遺品の量(不用品の体積)

もっとも大きな基準となるのが、部屋にある物の量です。業者は「2トントラック1台分で〇〇円」といった形で計算します。

たとえ同じ1LDKでも、備え付けのクローゼットに収まる分だけの方と、部屋全体に家財道具がある方では、用意するトラックの台数が変わります。「トラックの台数=運ぶものの体積」が、費用のベースになると考えてください。

人件費と作業時間

「スタッフが何人で、何時間働くか」といった点も重要です。ここで意外に見落としがちなのが、住まいの環境です。

エレベーターがなく階段で何往復もする必要がある場合や、トラックを家の前に停められず長い距離を歩いて運ぶ必要がある場合は、運び出しに時間がかかります。

このような条件が重なると、配置するスタッフの人数が増えるため、人件費として費用に反映されます。

処分にかかる費用

集めた遺品のうち、リサイクルや再利用ができないものを廃棄物として処理するための費用です。

特に、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどの「家電リサイクル法対象品目」は、法律によって「資源として再利用すること」が義務付けられており、自治体の粗大ゴミとして出せません。

処分する際には「リサイクル料金」という国が定めた費用を支払う必要があるため、遺品整理の基本料金とは別に、1点数千円程度の費用が加算されるのが一般的です。

同じように消火器、タイヤ、耐火金庫なども自治体のゴミとして出せないため、専門的な処理費用が別途加算されます。

遺品整理の費用が高くなってしまうケース

基本の遺品整理にかかる費用とは別に、どうしても追加の費用が発生してしまう状況があります。事前に知っておくことで、想定外の出費を防ぎましょう。

特殊清掃が必要な場合

孤独死などで発見が遅れてしまった場合、部屋の原状回復のために「特殊清掃」が必要になります。

これは、目に見える汚れを落とすだけでなく、壁や床に染み付いた目に見えない菌を取り除く除菌や、専用の機械を使って消臭する作業です。高度な専門技術と特殊な薬剤を使用するため、通常の清掃費用に上乗せされます。

大型・重量物の搬出

「ピアノ」「大きな金庫」「クローゼットのような婚礼家具(昔ながらの重厚な大型の和タンスなど)」など、重くて大きな物がある場合です。

これらは、家のドアを通らずに窓からクレーンで吊り下げて出したり、その場で解体したりするための特殊な作業費がかかります。また、運ぶためにスタッフを増員する必要があるため、人件費も加算されやすくなります。

遠方への運搬・出張

「故人の家は田舎にあるが、業者は都市部から呼ぶ」といった場合、スタッフの移動時間やガソリン代、高速代が「出張費」として加算されることがあります。

また「思い出の品だけは、遠く離れた親族の家まで運んでほしい」といった配送の依頼も、移動距離に応じて費用がかかるのが通例です。

遺品整理の費用を抑える4つのポイント

遺品整理の費用は、少しの工夫と準備で抑えられます。無理のない範囲で、以下の4つのポイントを意識してみてください。

自分でできる範囲を整理しておく

遺品整理をすべて業者に任せるのではなく、自治体のゴミ回収に出せる「燃えるゴミ」や「燃えないゴミ」を事前に片付けておくだけでも、遺品整理にかかる時間を削減できます。

業者が引き取る物の量が減れば、使用するトラックが小さくなり、数万円単位で安くなることもあるでしょう。また、「捨てる」「残す」「迷う(保留)」と仕分けておくだけで業者の作業時間が短縮され、人件費を抑えることにも繋がります。

買取サービスを活用する

「処分するしかない」と思っている物の中に、実はお宝が眠っているかもしれません。

貴金属や骨董品、製造から数年以内の新しい家電などは、業者が買い取ってくれる場合があります。

買取金額を「作業費用から差し引く(相殺する)」ことで、最終的に支払う金額を大幅に減らせるのが大きなメリットです。

複数の業者で相見積もりをとる

1社だけで決めてしまわず、3社ほどから見積もりをとることを「相見積もり」といいます。

1社だけだと、その金額が「高いのか安いのか」の判断がつきません。数社を比較することで、その地域の適正な価格が見えてくるでしょう。また、スタッフの対応を比べることで信頼できる業者かどうかを見極める安心材料にもなります。

早めの段階で業者に相談・着手する

特に故人が賃貸住宅に住んでいた場合、部屋の遺品整理が遅れるほど家賃が発生し続けてしまいます。

「いつかやらなきゃ」と思っている間に数ヶ月が経つと、その分の家賃だけで数十万円の出費になってしまうことも。まずは見積もりだけでも早めに依頼し、退去日までの計画を立てることが、結果的に一番の節約になります。

【よくある悩みQ&A】遺品整理の疑問を解決

遺品整理の不安を、Q&A形式で解消します

Q:遺品整理の費用は「誰が」払うべき?

基本的には、亡くなった方の財産を受け継ぐ相続人が負担するのが一般的です。

亡くなった方の預貯金などの財産から支払うか、相続人どうしで話し合って分担を決めます。ただし、借金が多いなどの理由で相続しない「相続放棄」を選んだ場合は、支払いの義務が次の順位の親族や、賃貸物件の「連帯保証人」へ移ります。

もし、親族全員が相続放棄した場合は、家庭裁判所によって「相続財産清算人(旧:相続財産管理人)」という役割が選ばれ、その人が残った財産を整理・管理することになります。

Q:捨てちゃいけないものはある?

手続きに必要な書類や、一度捨てると二度と手に入らないものは慎重に扱いましょう。特に以下のものは、業者が入る前に確認しておくことをおすすめします。

重要書類:通帳、印鑑、保険証券、不動産の権利書、年金手帳などは、その後の相続手続きで必ず必要になります。

契約関連:スマホや公共料金の領収書(解約時に契約番号が必要なため)、またモデム・Wi-Fiルーターなどの「レンタル機器」は返却が必要です。

現金・貴重品:封筒の中やタンスの引き出しの奥、本の間に現金が挟まっていることも意外に多いでしょう。

思い出の品:写真や手紙は、一度捨てると二度と戻りません。捨てるか迷ったら、無理に結論を出さず「保留箱」に入れて、気持ちが落ち着くまで保管しておきましょう。

また、古い着物や時計などは一見価値が分かりにくいものですが、じつは高級品ということもあります。捨ててしまう前に、専門の買取サービスへ出すのが賢い選択です。

Q:ゴミ屋敷状態の場合も遺品整理するべき?

はい。できるだけ早く対処することをおすすめします。

部屋が物であふれていると、業者に見せるのが恥ずかしいと感じるかもしれませんが、放置すると悪臭や害虫の発生、さらには火災の原因にもなり、近隣トラブルや高額な損害賠償に繋がるリスクがあります。

このような状況こそ、プロの出番です。遺品整理のプロは数多くの現場を経験しており、どんな状態の部屋でも驚くことはありません。むしろ、遺族が一人で苦しまないよう、全力でサポートしたいと考えています。

まずは見積もりだけでも、勇気を出して相談してみるとよいでしょう。

遺品整理の費用・進め方に迷ったらプロに相談を

大切な方を亡くした中での遺品整理は、心にも体にも大きな負担となります。無理してすべてを一人で抱え込む必要はありません。

遺品整理の費用は、部屋の広さや物の量、作業の手間で決まりますが、事前の仕分けや、買取サービスの利用で賢く負担を抑えられます。また、重要書類はしっかり確保しつつ、思い出の品については心が落ち着くまで大切に手元へ残しておきましょう。

あんしん祭典では、遺品整理はもちろん、その後の持ち家の売却や相続手続きといった、大切な方を亡くされた後のあらゆるアフターフォローをサポートしています。

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