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葬儀辞典

葬儀の準備はどう進める?亡くなってからの流れや注意点、葬儀社の選び方

葬儀辞典

葬儀の準備では、喪主決めや葬儀社との打ち合わせなど多くの対応が必要です。本記事では亡くなってから葬儀までの流れや、準備や葬儀社選びの注意点がわかります。初めて葬儀を行う遺族や、いざというときに備えておきたい方におすすめの記事です。

葬儀の準備は喪主を決めることから始まり、葬儀社との打ち合わせ、訃報の連絡、喪服の用意まで、短期間で多くのことを進めなければなりません。

ただでさえ心の整理がつかない中で、慣れない準備や判断を重ねていくのはとても大変です。「何から手をつけたらいいのかわからない」と感じている方も多いでしょう。

本記事では、葬儀の準備を8ステップに分けて整理し、やるべきことや注意点をわかりやすく解説します。初めて葬儀を経験するご家族や、いざという時に備えておきたい方は、ぜひ参考にしてください。

亡くなってから葬儀までの流れ

大切な人が亡くなると、気持ちの整理もつかないまま、やらなければならないことが次々と押し寄せてきます。ここでは、逝去から葬儀を終えるまでの大まかな流れを紹介します。全体像を把握しておくと、少し気持ちに余裕が持てるかもしれません。

危篤・逝去

危篤の連絡を受けたら、できるだけ早く親族や近しい人たちに連絡を入れます。できれば事前に連絡先を整理しておき、なるべく電話で連絡していきましょう。「間に合うかもしれない」と思う人には特に、早めに知らせることが大切です。

自宅で亡くなった場合は、まずは主治医やかかりつけ医に連絡をして、死亡確認をお願いしましょう。医師がいない状況では、警察や救急に連絡する必要があります。

医師による死亡確認が終わると、「死亡診断書」が発行されます。自宅で亡くなり警察を呼んだ場合には、警察から「死体検案書」が発行されます。

これらの書類は遺体を火葬する際に必要な「埋火葬許可証」の申請に必要です。書類を受け取ったら、葬儀社に連絡し、遺体を安置場所へ移しましょう。

お通夜

お通夜は多くの場合、亡くなった翌日か翌々日に執り行われ、親族や親しい知人が集まります。18時もしくは19時に始まることが多く、仕事終わりに駆けつける人も少なくありません。

遺族は葬儀社と相談しながら、式場の準備を進めていきます。受付を誰に頼むか、弔問客への対応をどうするかなど、当日の流れをイメージして役割分担しましょう。遺影の選定や供花の配置についても、このタイミングで確認しておきます。

葬儀・告別式

葬儀は宗教的な儀式、告別式は社会的なお別れの場という性格を持ちますが、一般的には一連の流れとして執り行われます。仏式では読経と焼香、無宗教式では音楽やメッセージの朗読など、葬儀の形式はさまざまです。

遺族は喪主としての挨拶や、僧侶や式場スタッフとのやり取りなど、やることが多くあります。当日は想像以上に慌ただしくなるため、事前に葬儀の流れを確認し、役割分担をしておきましょう。

火葬

告別式を終えると、遺族や親族など故人と親しかった数人で火葬場に向かいます。火葬には1~2時間ほどかかり、その後、遺骨を拾って骨壺に納める「収骨」をします。この収骨も儀式の一つで、近親者が順番に行います。

遺族は火葬許可証の準備や、火葬場までの移動手段の確認をしておくとスムーズです。当日はスタッフが同行してくれることが多いですが、流れを知っておくだけでも安心感が違います。

繰り上げ法要・精進落とし

最近では、初七日法要を葬儀当日に繰り上げて行うのが一般的です。その流れで、僧侶の読経の後に会食「精進落とし」を設けます。精進落としは僧侶や参列者への感謝を伝える場でもあります。

法要と会食の準備は、葬儀社と相談しながら進めておくと安心です。料理の手配や献杯の挨拶を誰にお願いするかなども事前に決めておきましょう。

亡くなった当日にやること

大切な人が亡くなった当日は、心にも時間にも余裕がない中で、葬儀の準備や手続きを進めなければなりません。ここでは、最初に行うべき3つのことを紹介します。

死亡診断書や死体検案書の受取・提出

人が亡くなると、まず必要になるのが「死亡診断書」または「死体検案書」です。病院で亡くなった場合は医師が死亡診断書を発行し、自宅などで亡くなり警察が関与した場合には、警察を通じて死体検案書が交付されます。これらの書類は、死亡届の提出や火葬許可を申請する際に必要です。

いずれの書類も、市区町村役場で火葬の許可を得るために提出が必要です。役所への提出は通常、葬儀社が代行してくれますが、手続きの流れを把握しておくと安心です。また、死亡届の提出期限は7日以内と法律で定められているため、できるだけ早めに対応しましょう。

葬儀社や菩提寺への連絡

必要な書類を受け取ったら、次は葬儀社に連絡を入れます。遺体の搬送や安置、今後の段取りについて相談し、すぐに動けるようにしておきましょう。また、信仰や菩提寺がある場合は、そちらへの連絡も同時に行います。日程調整や読経の依頼など、宗教的な手配が必要になるからです。

特に菩提寺がある場合、勝手に他の僧侶に依頼してしまうと、後の関係に影響を及ぼすこともあります。事前に確認を取り、了承を得てから進めるのが基本です。

葬儀社についても、事前に候補が決まっていない場合は、慌てず信頼できる業者を探すことが大切です。

遺体の搬送・安置

葬儀社が決まったら、遺体の搬送と安置を依頼します。病院から自宅、もしくは安置施設に遺体を移し、落ち着ける環境に整えます。自家用車での搬送も可能ですが、葬儀社に寝台車を手配してもらうのが一般的です。遺体はドライアイスなどで保冷処置を施されます。

自宅で安置する場合は、布団や枕飾りの用意が必要になることもあります。マンションなどで自宅安置が難しい場合は、葬儀社が提携する霊安室などを利用できます。どこへ安置するか、家族と相談しておくとスムーズです。

【8ステップ】葬儀の準備の流れ

葬儀を執り行うまでには、決めることや手配することが数多くあります。限られた時間の中で進めなければならないため、ひとつずつ順を追って整理していくことが大切です。ここでは、葬儀の準備を8つのステップに分けて紹介します。

STEP1.喪主を決める

葬儀の準備は、喪主を誰にするかを決めるところから始まります。喪主は葬儀全体の代表者として、葬儀社とのやり取りや参列者への挨拶などの役割を担います。

多くの場合は配偶者や長男など、故人と最も近しい親族が務めます。一般的には次の順番で喪主を務めますが、家族の事情に応じて柔軟に考えることもできます。

喪主になると精神的にも身体的にも負担が大きいため、年齢や体調、本人の意向なども踏まえて選びましょう。また、喪主を中心に家族内で役割分担を決めておくと、準備や当日の進行がスムーズになります。

STEP2.葬儀社を選ぶ

喪主が決まったら、次は葬儀を依頼する葬儀社を選びます。葬儀社は遺体の搬送や安置、式場の手配、葬儀の進行まで幅広くサポートしてくれます。自宅近くの葬儀社だけでなく、故人や家族の意向に合ったプランを提案してくれる葬儀社を選びましょう。

選ぶ際は、複数の葬儀社から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較することをおすすめします。また、病院などで紹介される葬儀社をそのまま選ぶ前に、自分たちでしっかり情報を集めてから判断しましょう。

STEP3.葬儀社との打ち合わせ

葬儀社が決まったら、できるだけ早めに連絡を入れて打ち合わせを始めます。もし事前に相談していた葬儀社がある場合も、同様に連絡を取りましょう。葬儀社は基本的に24時間365日対応しているため、早朝や深夜であっても遠慮せず連絡して構いません。

打ち合わせでは、葬儀の形式や日程、会場の手配、祭壇や遺影の準備など、葬儀に関するさまざまな内容を確認していきます。希望に沿った葬儀をするためにも、疑問があればその場で確認・相談しましょう。

中でも特に重要なのが、葬儀の形式と日程をどうするかです。まずは葬儀の形式を決めるところから始めましょう。

葬儀の形式を決める

葬儀の形式には、主に次のようなものがあります。

一日葬や直葬は、お通夜を行わず1日で葬儀を終える形式です。準備期間が短く済む一方で、一般葬などとは日程の組み方が異なります。社葬を行う場合は、まず親族だけで密葬を行い、後日あらためて大規模な社葬を行うケースもあります。

一般葬や家族葬では、1日目にお通夜を、2日目に葬儀・告別式を行うのが基本です。このように、形式によって所要期間が異なるため、日程を決める前に葬儀の形式を決めなければなりません。

葬儀の日程を決める

葬儀の形式が決まったら、次は葬儀の日程を決めていきます。日程が決まらなければ、お通夜や葬儀の案内もできないため、なるべく早めに決めましょう。

一般的には、亡くなった翌日にお通夜を行い、その翌日に葬儀・告別式を行います。このスケジュールで進めば、亡くなってから葬儀を終えるまでの所要日数は3~5日ほどです。

ただし、火葬場の空きや僧侶の予定によっては日程がずれることもあります。特に都市部では、火葬場の混雑により、葬儀までに1週間以上かかるケースも少なくありません。

日程を決める際は、以下の点を確認するとスムーズです。

これらの条件を踏まえながら、現実的で無理のない日程を組みましょう。

STEP4.連絡の範囲と係を決め訃報を伝える

葬儀の日程が決まったら、参列をお願いする方々に訃報を伝えます。誰に知らせるか、どの範囲まで連絡をするかは、葬儀の形式によって変わります。

たとえば、家族葬であれば親族とごく親しい友人・知人に絞る場合が多く、一般葬であれば勤務先や友人、地域の方々まで広く知らせます。

連絡の際は、電話やメール、メッセージアプリなどを使って速やかに伝えます。メールやメッセージアプリは見逃しの恐れがあるため、なるべく電話を使いましょう。

件数が多い場合は、「親族への連絡はAさん」「会社関係はBさん」のように、家族で役割分担を決めるとスムーズです。伝え漏れを防ぐために、連絡先リストの作成をおすすめします。

STEP5.遺影を選ぶ

葬儀では、祭壇に飾る遺影写真を準備する必要があります。多くの場合は、故人らしさが感じられる表情の写真が選ばれます。なるべく顔がはっきり写っており、画質の良いものを選びましょう。

スナップ写真などを元に加工して使うこともできますが、背景の切り取りや拡大により画質が粗くなることもあります。候補となる写真をいくつか用意し、葬儀社と相談しながら選ぶと安心です。

遺影の選び方については、こちらの記事で解説しています。

「遺影に適した写真は?故人らしさが伝わる写真の選び方、撮り方」

STEP6.僧侶との打ち合わせ

仏式の葬儀を行う場合は、菩提寺や僧侶との打ち合わせも必要です。読経の内容や戒名、葬儀当日の流れなどを確認します。宗派によって儀式の進め方が異なるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

菩提寺がある場合は、紹介された僧侶以外を呼ぶと後々トラブルになることもあります。僧侶へのお布施や交通費など、金額の目安や渡し方についても早めに相談しておきましょう。

お布施の金額目安や封筒の書き方については、こちらの記事で解説しています。

お布施の封筒はどう選ぶ?書き方や渡し方、金額相場などのマナー

戒名の付け方や、戒名のお布施の目安額について知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。

戒名とは?付け方や構成要素、お布施の目安額、いらないケース

STEP7.副葬品の準備

副葬品とは、故人が生前愛用していた品や思い出の品で、棺に納めるもののことです。愛用品や手紙、趣味の品など、故人らしさが伝わるものを選びましょう。あくまで気持ちを込めて入れるものであり、形式にとらわれすぎる必要はありません。

ただし、火葬にあたっては金属やガラス、プラスチックなど燃えにくいもの、大きすぎるものは入れられません。副葬品の内容については、葬儀社と相談しながら準備を進めましょう。

STEP8.喪服の準備

葬儀に参列する際には、喪服が必要です。喪主や遺族は略式ではなく正式喪服や準喪服を着用します。男性は黒のスーツに白シャツと黒ネクタイ、女性は黒のワンピースやアンサンブルなどが基本です。

手持ちの服のサイズが合わないなど、急ぎで用意が必要な場合は、貸衣装を利用する方法もあります。また、靴やバッグ、小物類まで一式揃っているかどうかも確認しておくと安心です。

葬儀・告別式の服装については、こちらの記事で解説しています。

「葬儀・告別式の服装と持ち物、アクセサリー【男女別・子ども】」

お通夜や葬儀当日の準備で気を付けること

お通夜や葬儀・告別式の当日は、慌ただしくなりがちです。あらかじめ動き方を把握しておくことで、当日も落ち着いて故人を見送れるでしょう。ここでは、当日を迎えるにあたって意識しておきたい基本的なポイントを紹介します。

喪主や遺族は1~2時間前に集合する

お通夜や葬儀の当日は、喪主や遺族は1~2時間前に式場へ集合しましょう。早めに到着しておくことで、式の流れや控室の確認、僧侶やスタッフとの最終的な打ち合わせを行う余裕が生まれます。

時間に余裕がないと、参列者の対応や進行確認が慌ただしくなり、心身ともに疲弊してしまいます。式場までの移動時間や着替えの時間も考慮し、ゆとりを持って出発しましょう。

受付開始は30分前を目安に

参列者が会場に到着するのは、式の30分ほど前からが一般的です。そのため、受付の準備はその時間までに完了しておくことが望まれます。会場に到着した人が迷わないよう、受付の案内や誘導も意識しましょう。

受付係をあらかじめ決めておき、名簿や香典の受け取り用意、記帳台の準備などを整えておくとスムーズです。芳名帳や香典袋の扱いなどで不安がある場合は、葬儀社に相談しておくと安心です。

葬儀の受付マナーや、受付を誰に頼めばいいのかは、こちらの記事で解説しています。

【葬儀受付の基本マナー】事前準備と当日の流れを抑えよう

献杯の挨拶は早めに依頼する

葬儀後の精進落としの席では、献杯の挨拶が行われるのが一般的です。当日に急に依頼するのは相手にとって負担が大きいため、できれば前日までには依頼しておきましょう。挨拶の内容に迷う方もいるため、簡単な流れや例文を伝えておくと、より丁寧な準備ができます。

献杯の流れや挨拶例は、こちらの記事で紹介しています。

献杯の挨拶例をタイミング、立場別に紹介|使ってはいけない言葉や基本マナー

信頼できる葬儀社を選び、サポートを受けながら準備を進めよう

葬儀の準備をスムーズに進めるためには、信頼できる葬儀社を選びましょう。葬儀社にとって利益の少ないプランであっても誠実に対応してくれるか、細かな不安や疑問にも丁寧に向き合ってくれるかなどが、選ぶ際のポイントです。

信頼できる葬儀社を見つけるには、複数の業者に相談して比較するのがおすすめです。ただ、突然の逝去の場合は、ゆっくり選ぶ時間が取れないこともあります。そうした事態に備えて、元気なうちから葬儀について相談しておく「事前相談」を活用するのもひとつの手です。

葬儀の事前相談とは、葬儀の内容や費用、流れについて、事前に葬儀社と話し合っておくことです。タイミングとしては、高齢の家族がいる場合や、自身の終活を考え始めたときなどが適しています。

いざという時に慌てず、故人らしい葬儀を実現するためにも、一度事前相談をしてみることをおすすめします。

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