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弔問の服装はタイミングで異なる点に注意!持ち物や流れ、基本マナー

弔問 服装 葬儀辞典

ご遺族宅へ弔問に伺う際、訪問タイミングによって適切な服装やマナーが異なることをご存知でしょうか?本記事では、弔問の基本的な流れや、葬儀の前後での服装マナー、香典やお供え物の準備、季節ごとで異なる注意点など、知っておくべきポイントを詳しく解説します。

弔問とは、故人への哀悼と遺族への慰めを行動で示す大切な行為です。しかし、訪問のタイミングや訪問先に応じた服装やマナーを知らないと、思わぬ失礼に繋がることがあります。

どのタイミングでどのように振る舞えばよいのか、どのようなポイントを意識しておくべきか、あらかじめ知っておくことで、突然の弔問でも不安なくのぞめるでしょう。

本記事では、弔問の概要から、葬儀前後やご自宅訪問時の服装、持ち物の準備、香典やお供え物の渡し方まで、弔問に必要な基本マナーを解説します。

弔問とはお悔やみを伝えに伺うこと

弔問とは、知人が亡くなったという訃報を受け、遺族と直接会って故人への哀悼の気持ちを伝える行為です。お悔やみの言葉を告げに行くことから「お悔やみ」とも呼ばれます。

ご遺族は、大切な人を失ったショックで複雑な心境や状況のなかにいます。そのようなご遺族と接するため、訪問のタイミングや服装、身に着けるもの、持参品など、マナーには充分に配慮したいものです。

遺族の元を訪れるタイミングや身支度は、伺うタイミングや相手との関係性なども踏まえたうえで判断しなくてはなりません。以下に、弔問のタイミングとそれに応じた服装や持ち物のマナーについて解説します。

弔問のタイミングと服装の関係

弔問に伺うタイミングは、おもに以下の3つに分類されます。

それぞれのタイミングで適切な服装や持ち物のマナーが異なりますので、それぞれの場合について以下で解説します。

【葬儀の前】の弔問時の服装マナー

訃報を受けてすぐに故人宅へ駆けつける際は、喪服ではなく平服(地味な色合いの普段着)で訪問するのが一般的です。喪服で訪問すると、事前に不幸を予期して準備していたという印象を与える可能性があるため、避けるべきとされます。

男性 ダークカラーのスーツやジャケットを着用し、ネクタイは黒や地味な色にする
女性 地味な色合いのワンピースやスーツを着用し、派手なアクセサリーは避ける
子供 制服がある場合は制服を着用し、ない場合は地味な色合いの服装にする

なお、葬儀の準備をお手伝いするような親しい関係の女性は、準備のお手伝いをする場面を想定して、白や黒などの無地のエプロンを持っていくとよいでしょう。

【葬儀参列】の弔問時の服装マナー

葬儀へ参列して弔問する際は、正式な喪服を着用します。男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルのワンピースやスーツが一般的です。

男性 ブラックのスーツやネクタイ、靴を着用し、光沢素材や派手なデザインは避ける
女性 ブラックフォーマルを着用し、装飾やデザインはシンプルなものを選択する
子供 制服がある場合は制服を着用、ない場合は地味な色合いの服装にする

【葬儀の後】の弔問時の服装マナー

葬式が終わったあとでご遺族宅を訪問する際は、喪服ではなく地味な色合いのスーツやワンピースなど、平服を選びます。このタイミングでの喪服の訪問はマナー違反とされるため注意が必要です。

男性 ダークカラーのスーツやジャケットを着用し、ネクタイは黒や地味な色にする
女性 地味な色合いのワンピースやスーツを着用し、派手なアクセサリーは避ける
子供 制服がある場合は制服を着用、ない場合は地味な色合いの服装にする

弔問時の持ち物のマナー

弔問時には、以下の持ち物のマナーに注意しましょう。

<香典>

お通夜や葬儀に参列する際は香典を持参します。後日弔問する場合は、香典を持参するか、事前に郵送することもあります。

<お供え物>

果物や菓子などのように日持ちするものを選ぶのが一般的です。ただし、宗教や宗派、地域独自の慣習によっても多少異なるため、事前に確認することをおすすめします。

ご自宅への弔問の流れ

ご自宅への弔問は、悲しみに暮れるご遺族の心情に寄り添い、適切なマナーを守って失礼のないよう振る舞うことが大切です。

そして、ご遺族の負担に考慮して長居は極力避けましょう。また、故人の死因や死亡の状況など詳細を詮索せず、思い出話をする際も慎重に言葉を選びましょう。

以下に、一般的な弔問時の流れや注意点をまとめます。

ご遺族へ連絡する

突然に訪問するとご遺族の負担になる可能性が高いため、訪問の承諾やご遺族のスケジュールを、事前に電話をいれて確認しましょう。葬儀後数日は特に多忙な時期になるため、充分な配慮が必要です。

訪問して線香をあげる

訪問時は、まず玄関先でご遺族へお悔やみの言葉を述べ、そのあとご遺族から仏間へと案内された場合には、仏壇の前で線香をあげます。このとき、座布団は僧侶のためのものと解されるため、座布団を使用しないか右側へずらして座るのが望ましいとされています。

香典を渡す

線香をあげたあと、お悔やみの言葉とともにご遺族へ香典をお渡しします。香典は袱紗(ふくさ)に包んで持参し、渡す際に袱紗から出して相手に対して正面を向く方向で手渡します。香典返しを辞退する意向がある場合は、その旨を一筆添えておくとよいでしょう。

故人と対面する

故人との対面は、ご遺族から促された場合のみ行います。自ら希望して無理に行うのは控えましょう。故人と対面する際は、故人の枕元で正座して一礼ののちに合掌し、そのあと再び一礼してから下がります。

弔問時のマナーで注意すべきポイント

弔問時には、ご遺族への深い配慮が求められます。以下に、訪問時の手土産や季節ごとの服装に関する注意点をまとめます。

手土産

弔問時に手土産を持参する際は、以下の点に注意しましょう。

<持参の可否>
お通夜前の弔問では、原則として香典や手土産は不要とされています。これは、不幸を予期して事前に準備していたと受け取られる可能性があるためです。ただし、故人の枕元に飾る枕花なら、事前に贈りたい意向を示して持参するなら差し支えないでしょう。

一方、後日弔問する場合は、香典を持参するのが一般的です。

<お供え物の選択>
お供え物を持参するなら、線香や花が一般的です。ただし、宗教や宗派およびご遺族のご意向などを確認することも大切です。

特に線香は、仏教以外の宗教では避けるべき場合があります。花を選ぶ際は、白や黄色の菊、カーネーションなどが適切とされています。

<掛け紙(のし)>
弔事用の掛け紙は、熨斗(のし)が付いていないものを使用し、水引は「結び切り」になったものを付けます。表書きは「御供」や「御霊前」とするのが一般的ですが、地域の慣習などによっても異なる場合があるため、事前に確認するほうがよいでしょう。

言葉遣い

「重ね重ね」や「くれぐれも」など、同じ音を繰り返す忌み言葉は不幸が重なることを連想させるため使用しません。

また、直接死を連想させる言葉は「再び → 今一度」や「死ぬ → 他界する」などに言い換えます。

加えて、「頑張れ」「元気出して」などの励ましは、悲しみのなかにいるご遺族のプレッシャーになりますので、できる限り避けましょう。

冬の服装

冬季の弔問時には、以下の点に注意しましょう。

<防寒具>
コートやマフラーなどの防寒具を身に着ける際は、派手な色やデザインを避け、黒やグレーなどの落ち着いた色を選びます。また、室内に入る前に脱いでおくのも覚えておきましょう。

<靴>
黒の革靴やパンプスが適切です。ブーツはカジュアルと見なされる場合があるため、寒くても避けておくのが無難です。

夏の服装

夏季の弔問時には、以下の点に注意しましょう。

<服装>
熱くても肌の露出を控えます。黒でなくても構いませんが、全体的に落ち着いた色合いの服装を心がけましょう。

<靴>
黒のシンプルなデザインのものを選び、肌が露わになりカジュアルなイメージが強いサンダルやミュールなどは避けましょう。

滞在時間

自宅での弔問を許してもらったからと長居しては、ご遺族の負担が大きくなります。故人との対面を果たし線香をあげたあとは、名残惜しいくらいで早めに引きあげましょう。

ご遺族宅を出る際は、ご遺族の悲しみを理解し労うなど気遣いが感じられるひと言を添えると、ご遺族の心労が軽減されるかもしれません。ただし、お通夜前は多くの手続きや準備に追われるためご遺族に気の休まる時間はありません。したがって、弔問は簡潔で手短に済ませるよう心がけてのぞみましょう。

弔問は状況やタイミングに応じた服装と持ち物を

弔問とは、故人への哀悼の意を示してご遺族に寄り添う行為です。そのため、訪問のタイミングはもちろんのこと、状況に応じた服装や持ち物、振る舞いなどのマナーを守ることが求められます。

ご遺族に寄り添った弔問とは、慎ましさと配慮が鍵です。そのため、葬儀の前後や自宅への弔問における服装のポイント、香典やお供え物の選び方、手土産の注意点、さらに季節ごとの服装の留意点を理解しておく必要があります。もしもの際でも焦らず自然に実践できるように、注意点を整理しておきましょう。