エンディングノートの自作は、必要な情報を自分らしい形でまとめる方法です。この記事では自作エンディングノート作り方や書くべき項目をやさしく解説します。終活を気軽に始めたい人や、市販のエンディングノートが合わないと感じている人に向けた内容です。
エンディングノートは、もしものときに家族が困らないように備えるためのノートです。自分の基本情報や医療の希望、財産の情報などをまとめておくことで、家族が判断しやすくなり、安心して暮らすための助けになります。
とはいえ、市販のエンディングノートは項目が多すぎたり、少し重く感じたりして「まず何から書けばいいんだろう?」と迷う方も多いでしょう。終活に踏み出したい気持ちはあるものの、できれば気軽に始めたいという思いもあるはずです。
本記事では、エンディングノートを自作する方法や、書くべき項目、続けるコツをわかりやすく解説します。市販品が合わないと感じている方や、負担なく終活を始めたい方に向けた内容なので、ぜひ参考にしてください。
エンディングノートを自作するときの基本を知っておこう
エンディングノートを自作するときは、まず「何のために書くのか」を押さえておくことが大切です。エンディングノートには、もしものときに家族が困らないよう、必要な情報や希望をまとめておく役割があります。
自作なら、書きたい項目だけを選べます。生活に合わせて内容を調整できるため、無理なく続けられるのも大きな利点です。また、手元のノートやパソコンを使えば費用をかけずに始められます。
自作に決まった形式はありませんが、最低限「基本情報」「医療や介護の希望」「財産や契約に関する情報」などをまとめると安心です。まずは書ける部分から手をつけて、少しずつ形にしていくイメージで進めていきましょう。
エンディングノートを自作するメリット
エンディングノートを自作すると、市販の冊子より自由度が高まり、自分の生活に合った形で意志を残せます。書く内容や形式を自分で選べるため、負担が少なく、取り組みやすい点も魅力です。
自分に必要な項目だけを選べる
自作のエンディングノートは、必要な項目だけを選んでまとめられる点が大きなメリットです。市販品のように「使わない項目が多い」と感じる心配がなく、自分の暮らしに合う形で情報を整理できます。
自作のエンディングノートは、「書く量を最小限にしたい」「無理なく続けられる形にしたい」という人に向いています。まずは生活に関わる部分から一つずつ書きたい人にも取り入れやすい方法です。
気軽に始められて続けやすい
自作なら、家にあるノートやパソコンを使ってすぐに始められます。準備に時間がかからず、思いついたときに書き足せるため、継続しやすい点が特徴です。形式に縛られないため、書きやすい順に手をつけられることも、続けやすさにつながります。
「終活は大げさに感じる」「まずは軽く取り組みたい」という人には、特に相性が良い始め方です。負担を避けながら、少しずつ形にしたい人にも向いています。
プライバシーを守りながら書ける
自作ノートに下書きをして、後から本番用のエンディングノートに書き写すこともできます。このやり方なら、デリケートな内容でも書きやすく感じられるでしょう。家族に渡す時期も自分で決められ、保管方法も自由に調整できる点が安心材料になります。
「気持ちの整理をしながら書きたい」「家族に見せる前に自分のペースで準備したい」という人には使いやすい方法です。必要な部分だけ後から渡したいケースでも取り入れやすい作り方です。
エンディングノートを自作するためのステップ
エンディングノートを自作するときは、順序を決めて進めると負担が少なくなります。大まかな流れを把握しておくことで、自然に書き進められるでしょう。
必要な項目を決める
まずは「自分にとって必要な項目」を整理します。基本情報や医療の希望、財産の情報など、残しておきたい内容を大まかに選ぶところから始めると進めやすくなります。
必要な項目が明確になると、無理なく書き進められるようになります。書くべき内容が絞られるため、途中で迷う場面が減り、作業の負担も軽く感じられます。
形式を選ぶ
次に、どの形式で作るかを決めます。手書きのノート、パソコンで作るWordやExcel、オンラインで管理できるGoogleドキュメントなど、自分だけでなく、家族が後に見やすい方法を選ぶことが大切です。
形式が決まると、作業の流れが整い、継続しやすくなります。特にパソコンやクラウドを使う場合は、後から編集しやすく、見直しもスムーズになります。
書きやすい項目から書き始める
すべてを一度に書こうとせず、書きやすい項目から手をつけます。連絡先や基本情報など、負担の少ない部分から進めると、書くリズムが生まれて進めやすくなります。
最初の一歩が軽くなることで、途中で止まってしまう心配が減ります。書ける部分が増えるほど達成感が生まれ、最後まで無理なく続けられるようになります。
家族に共有する範囲と方法を決める
作成後は、どこまで家族に伝えるか、どのように共有するかを考えておきます。すべてを渡す必要はなく、必要な項目だけ共有する、といった形でも問題ありません。
共有の仕方を決めておくと、もしものときに家族が情報を探しやすくなります。適切な範囲で共有すれば、プライバシーを保ちながら家族を支える準備が整います。
エンディングノートに書くべき代表的な項目
エンディングノートには、家族が困らないよう情報を整理するための基本的な項目があります。自作するときも、まずは代表的な項目を押さえておくと全体の形が作りやすくなります。
自分に関する基本情報
自分の名前や生年月日、住所などの基本情報を整理します。日常で使っている連絡先や、健康状態の簡単なメモを添えておくと家族が状況を把握しやすくなります。
基本情報がまとまっていると、手続きや確認が必要になった場面でも迷う時間が減ります。家族が最初に知りたい情報にすぐたどり着けることで、安心して行動しやすくなります。
医療・介護に関する希望
治療方針の希望や延命措置の考え方、入院・介護が必要になったときの意向などを書いておきます。自分の気持ちを事前に整理しておくことで、迷いや不安を減らせます。
医療や介護に関する希望が明確だと、家族は判断に迷わず行動できます。緊急時の負担が減り、本人の望みに沿った対応を取りやすくなります。
財産・保険・契約情報のまとめ方
銀行口座や保険、証券、年金などの基本情報をわかる範囲で整理します。契約しているサービスや支払いが発生するものも、簡単に書き出しておくと役立ちます。
財産や契約の情報がまとまっていると、相続手続きや各種解約がスムーズになります。家族の負担が軽くなり、トラブルの防止にもつながります。
葬儀・お墓に関する希望
葬儀の形式、予算の考え方、どのように見送ってほしいかなどの意向を書いておきます。お墓についての希望があれば、あわせて整理しておきましょう。
葬儀やお墓の希望がわかると、家族は迷わず準備を進められます。気持ちの整理にもつながり、送り方についての負担が大きく減ります。
デジタル遺品(パスワード・アカウント管理)
日常的に使っているパスワードやアカウントの情報を、必要な範囲でまとめます。SNSやメール、オンラインサービスを利用している場合は、解約や情報の確認方法も添えましょう。
デジタル遺品の情報が残っていると、家族がアカウント管理に困る場面が減ります。放置によるトラブルを防ぎ、安心して整理を進められるようになります。
連絡先一覧
家族・親族・親しい友人、必要に応じて職場や関係者の連絡先をまとめましょう。名前と関係性がわかるように簡単なメモを添えると、より使いやすくなります。
連絡先が整理されていると、必要な相手にスムーズに連絡できます。大切な人への連絡漏れを防げる点でも安心です。
家族へのメッセージ
家族に伝えたい思いや感謝の言葉を書き残します。多くを書かなくても、短い言葉でも十分気持ちは届きます。
メッセージが残っているだけで、家族は気持ちの支えを得られます。文章の長さに関係なく、大切な想いが届く内容になります。
メッセージを書くときのコツ
メッセージを書くときは、日頃の感謝や励ましの気持ちを素直に書くことを意識しましょう。表現にこだわる必要はなく、自分の言葉で短くまとめるだけで十分です。
気持ちをそのまま残すことで、家族にとって心の支えになるメッセージになります。読み返したときに温かさを感じられ、前向きな気持ちにつながります。
自作のエンディングノートをわかりやすく仕上げるコツ
自作のエンディングノートを見やすく整えるには、いくつかの工夫が役立ちます。無理のない方法を取り入れることで、書き進めやすく使いやすい形に近づくでしょう。
難しい項目は後回しにする
医療や財産など迷いやすい内容は、無理に最初から書こうとせず後回しにしましょう。書きやすい部分から進めることで、全体の流れをつかみやすくなります。
負担の大きい部分を後にまわすと、途中で止まる心配が減ります。
見出しや箇条書きを使ってまとめる
内容を整理するときは、見出しを付けたり箇条書きを使ったりして簡潔にまとめます。文章を長く書く必要はなく、要点を短く書くだけでも十分です。
情報が整理されていると、読み返したときに内容が理解しやすくなります。家族が使う場面でも迷う時間が減り、実用性が大きく高まります。
定期的に内容を見直す
書き終えたあとも、年に数回は内容を見直します。住所や連絡先、契約の有無など、状況が変わりやすい部分を中心に確認すると良いでしょう。
定期的に見直しておくことで、情報が古くなりにくくなります。家族が必要なときに、最新の内容をそのまま使えることも大きな安心につながります。
エンディングノートを自作するときの注意点
エンディングノートを自作するときは、いくつかのポイントに気をつけて進める必要があります。内容の扱い方や保管方法を意識しておくことで、家族が安心して使える状態になります。
遺言書の代わりにはならない点を理解しておく
エンディングノートは気持ちや希望を書くためのもので、法的な拘束力はありません。財産の分け方など、法律の手続きが必要な内容は、遺言書として別に用意しておく必要があります。
この点を理解せずに書いたまま放置すると、希望どおりに扱ってもらえない可能性があります。相続手続きで家族が迷う場面も増え、トラブルに発展するかもしれません。
家族が見つけやすい場所に保管する
作成したエンディングノートは、家族がすぐに見つけられる場所に保管します。引き出しや棚の中など、保管場所を明確にして伝えておくことが大切です。
置き場所がわからないままになると、必要なときにノートが見つからず、内容が役立たない状況になりかねません。
書いた内容を時々アップデートする
一度書いた内容でも、状況に応じて見直すことを意識します。住所や連絡先、契約の有無など変わりやすい情報は、定期的に確認して書き換えると安心です。
更新せずに放置すると、古い情報のまま家族が判断することになります。誤った手続きにつながったり、大切な相手に連絡が届かなかったりする可能性があります。
自作のエンディングノートで、今日から気軽に終活を始めよう
エンディングノートの自作は、思い立ったその日から始められる、とても気軽な取り組みです。特別な道具は必要なく、手元にノートやパソコンがあれば十分です。書きやすい部分から少しずつ形にしていけば、自分に合った1冊に近付いていきます。
自作なら必要な項目だけを選べるため、作成の負担を感じにくく、家族に伝えたい情報や希望がまとまっているだけで、もしものときの不安は大きく減ります。
難しく考える必要はありません。まずは基本情報や連絡先など、思いついたところを書き始めてみてください。今日の一歩が、あなたと家族にとって大きな備えになります。
とはいえ、完全な自作だと何を書いて良いかわからず困ってしまう方もいるでしょう。
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