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お悔やみメールの文例24選と基本マナー【相手・ケース別】

葬儀辞典

お悔やみの言葉は状況によってはメールで伝えても問題ありません。本記事では文例やマナーをわかりやすく解説しています。ビジネスや私的な関係で失礼のない対応をしたい方におすすめです。

お悔やみの言葉をメールで送るのは略式の手段とされています。できれば避けたいところですが、訃報をメールで受け取ったときや、どうしても参列できない事情がある場合には、メールで弔意を伝えるのもひとつの方法です。

突然の訃報に戸惑い、どのように気持ちを伝えればよいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか。「失礼のない言葉を選びたい」「場面に合った言い回しを知りたい」と感じている方もいるかもしれません。

本記事では、お悔やみメールを送る際の判断基準やマナー、相手や状況に応じた文例を紹介します。大切な気持ちを丁寧に届けたい方、メールでのお悔やみに不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

お悔やみの言葉はメールで送っても良い?

お悔やみの言葉をメールで伝えるのは、あくまで略式の方法です。本来であれば、お通夜や葬儀に参列して直接弔意を伝えるか、弔電や手紙を送るのが望ましいとされています。

ただし、相手との関係性や状況によっては、メールでお悔やみの言葉を送ることも失礼にはあたりません。特に、訃報をメールで受け取った場合は、その返信で弔意を伝えるのが自然な流れです。

なお、メールで弔意を伝えた場合でも、可能であれば後日弔問し、改めて気持ちを伝えるのが丁寧な対応といえるでしょう。

お悔やみメールを送る際の判断基準

お悔やみの言葉をメールで送るべきかどうかは、状況によって判断が分かれます。ここでは、相手との関係性や訃報をどのように受け取ったか、自身の事情などをもとに、送るかどうかの目安を紹介します。

相手との関係性

相手との関係性によって、お悔やみの伝え方は変わってきます。たとえば、ごく親しい間柄であれば、できるだけ直接弔意を伝えるのが丁寧な対応といえます。

一方で、そこまで深い付き合いではない場合や、仕事関係の方であれば、メールでのご連絡でも失礼にはあたりません。ただし、目上の方や年上の方に対しては、なるべくメールは避けた方が良いでしょう。

可能であれば、メールだけで済ませず、後日あらためて挨拶の機会を設けると、より丁寧な印象になります。

訃報連絡をどう受けたか

訃報をどのように受け取ったかも、メールを送るかどうかの判断材料になります。メールやLINEで訃報が届いた場合は、そのまま返信でお悔やみを伝えるのが自然です。

返信だからといって簡単に済ませるのではなく、落ち着いた言葉を選び、失礼のないよう心を込めて書きましょう。後日会える機会があれば、改めて気持ちを伝えるとより丁寧です。

置かれている状況

遠方に住んでいたりどうしても外せない予定があったり、お通夜や葬儀に参列できないときは、まずはメールで弔意を伝えることもあります。「本来なら直接お伝えすべきですが」という一言を添えると、気持ちがより伝わりやすくなります。

ただ、メールはあくまで略式の手段です。落ち着いたころに改めてご自宅に伺うなど、できる範囲で丁寧な対応を心がけるのが望ましいでしょう。

メールアドレスを知っているか

当然のことながら、メールで連絡をするには相手のアドレスを知っている必要があります。無理にアドレスを探してまで送るのではなく、わからない場合は手紙や弔電など、他の手段を選ぶのが自然です。

また、会社のメールアドレスなど公的な連絡先に個人的な内容を送る場合は注意が必要です。相手の状況に配慮しながら、必要以上に踏み込まないよう心がけましょう。

【相手別】お悔やみメールの例文

お悔やみの言葉は、誰に向けて伝えるかによって配慮の仕方が異なります。ここでは相手との関係性ごとに、心に寄り添った表現や言葉選びを心がけた例文をご紹介します。

親を亡くした相手

親御さんを亡くした方は、長年にわたる深い関係の喪失に心を痛めていることでしょう。あまり堅くなりすぎず、相手の気持ちに寄り添った表現を意識することが大切です。

【例文1】

件名:お父さまのご逝去を悼み 心よりお悔やみ申し上げます
本文
このたびはお父さまのご逝去の報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
さぞかしお力落としのことと存じます
ご家族の皆様のご心痛をお察しし ご冥福をお祈り申し上げます

このメールでは、突然の訃報に対する驚きと、相手の悲しみに共感する気持ちを込めました。堅すぎず、それでいて失礼のない表現を選んでいます。

【例文2】

件名:お悔やみ申し上げます
本文
お母さまのご訃報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
いまはただご冥福をお祈りするとともに ご遺族の皆様のご平安を心よりお祈り申し上げます

こちらでは、シンプルながらも丁寧さを意識した表現にしています。語りすぎず、落ち着いた印象を持たせる文面です。

配偶者を亡くした相手

配偶者を亡くした方は、日常のすべてを共にしていた存在を失っており、深い喪失感に包まれています。言葉はあまり多くせず、そっと寄り添う気持ちを大切にしましょう。

【例文1】

件名:ご逝去の報に接し お悔やみ申し上げます
本文
このたびはご主人様のご逝去を知り 言葉もございません
ご心痛いかばかりかと存じます
どうかお身体を大切に お過ごしください

この例文では、突然の訃報への戸惑いと相手を気遣う思いを中心に据えています。あえて詳細に触れず、そっと寄り添うトーンにしています。

【例文2】

件名:お悔やみ申し上げます
本文
奥様のご訃報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
深い悲しみのなか お辛い日々をお過ごしのことと拝察いたします
一日も早く心穏やかに過ごせる日が訪れますよう お祈りしております

こちらでは、喪失感の大きさに配慮しながらも、あくまで静かに心を寄せる表現をしています。相手の気持ちに立った表現を心がけましょう。

子どもを亡くした相手

子どもを亡くした方へのお悔やみは、非常にデリケートな対応が求められます。言葉が見つからないような悲しみの中にいる相手に対し、無理に慰めようとせず、静かに気持ちを伝えることが大切です。

【例文1】

件名:謹んでお悔やみ申し上げます
本文
このたびはご子息様のご訃報に接し 言葉も見つかりません
深い悲しみの中におられることと存じます
心よりご冥福をお祈り申し上げます

こちらのメールでは、悲しみの深さに対し、あえて多くを語らず、慎重に言葉を選んでいます。無理な励ましは避けています。

【例文2】

件名:ご訃報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
本文
ご息女様の突然のご逝去に接し いまはただ驚きと悲しみでいっぱいです
ご家族の皆様のご心痛をお察しし 安らかなご冥福をお祈りいたします

この文面では、驚きと戸惑いを素直に表現しつつ、相手のつらさに寄り添う姿勢を大切にしました。

知人・友人

知人や友人に対してのお悔やみの言葉は、形式ばりすぎず、それでいて丁寧に気持ちを伝えることが大切です。関係性によっては、少し言葉を和らげるのもよいでしょう。

【例文1】

件名:お悔やみ申し上げます
本文
ご家族のご訃報を受け取り とても驚いています
心よりお悔やみ申し上げます
しばらくは大変かと思いますが どうかご自愛ください

このメールでは、驚きと心配の気持ちを率直に表しながら、相手への気遣いも忘れない内容にしています。

【例文2】

件名:ご家族のご逝去を悼み お悔やみ申し上げます
本文
ご家族のご逝去に接し 心よりお悔やみ申し上げます
しばらくの間おつらいことも多いかと思いますが 無理をなさらずお過ごしください

こちらの文面は、ややかしこまった表現を使いながらも、柔らかいトーンで気持ちを伝えるよう心がけています。関係性に応じて文体を調整するとよいでしょう。

仕事相手

仕事関係の方にお悔やみを伝える場合は、距離感や立場をわきまえたうえで、丁寧かつ簡潔に気持ちを伝えることが大切です。ここでは、仕事相手との関係性ごとの文例を紹介します。

上司

上司に不幸があった際は、特に言葉遣いや文面の丁寧さに注意が必要です。あまり私的になりすぎず、あくまで礼儀を重んじた内容を意識しましょう。

【例文1】

件名:お悔やみ申し上げます
本文
ご家族様のご訃報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
突然のことでお力落としのことと存じます
ご多忙の折かと存じますが どうかご自愛くださいませ

このメールでは、敬意を保ちつつ相手の体調や心情に配慮する言葉を添えています。会社での立場をわきまえた表現を意識しています。

【例文2】

件名:ご逝去の報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
本文
このたびはご家族様のご逝去を知り 大変驚いております
ご冥福をお祈り申し上げるとともに ご遺族の皆様のご平安をお祈りいたします

こちらは少し改まった口調で、格式を意識した文面になっています。職場での目上の方にふさわしい表現です。

同僚

同僚に対しては、一定の礼儀を保ちつつも、やや親しみを込めた言い回しでも問題ありません。相手の悲しみに寄り添う姿勢が伝わるようにしましょう。

【例文1】

件名:お悔やみ申し上げます
本文
ご家族のご不幸に 心よりお悔やみ申し上げます
今はとてもおつらい時かと思います
無理せず 少しでも心と身体を休めてくださいね

このメールでは、同僚としての距離感を保ちながらも、相手への思いやりを込めています。堅すぎず、やわらかい印象を意識しています。

【例文2】

件名:ご家族のご逝去を悼み お悔やみ申し上げます
本文
このたびはご家族のご逝去に際し 心よりお悔やみ申し上げます
お忙しい時期かと思いますが どうかご自愛ください

こちらは少しフォーマルな文面で、業務メールとしても違和感がないよう配慮しています。落ち着いた印象に仕上げました。

部下

部下にお悔やみを伝える際は、上司としての立場から、あたたかく思いやりのある言葉をかけることが求められます。励ましは控えつつ、支えたい気持ちをさりげなく伝えましょう。

【例文1】

件名:お悔やみ申し上げます
本文
ご家族のご訃報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
突然のことで戸惑いも多いことと思います
体調など崩されませんよう 気をつけてお過ごしください

この文面では、上司としての立場から配慮しながら、相手を気遣う姿勢を込めています。あたたかさを意識した例文です。

【例文2】

件名:ご家族のご逝去を悼み お悔やみ申し上げます
本文
このたびはご家族のご逝去とのこと 心よりお悔やみ申し上げます
今は無理をせず ゆっくりお過ごしください

こちらのメールでは、あまり堅くなりすぎず、やさしい言葉を使うことを意識しました。部下が安心できるような表現を心がけています。

取引先

取引先の方にお悔やみを伝える際は、社外向けの文書として丁寧さと礼儀正しさが求められます。個人的な内容に踏み込みすぎず、簡潔で失礼のない表現に留めましょう。

【例文1】

件名:お悔やみ申し上げます
本文
このたびはご家族様のご逝去に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
ご遺族の皆様のご心痛をお察しし 心よりご冥福をお祈りいたします

このメールでは、ビジネス上の関係性を踏まえたうえで、礼儀を重視した文面に仕上げています。

【例文2】

件名:ご逝去のお知らせを受け 心よりお悔やみ申し上げます
本文
ご家族様のご訃報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます
さぞお力落としのことと存じます
ご健康にご留意のうえ お過ごしください

こちらは社外の方に対しても心が伝わるよう、丁寧ながらも温かみを加えた表現にしています。

【ケース別】お悔やみメールの例文

お悔やみの言葉は、亡くなられた原因や状況によっても配慮の仕方が変わってきます。ここでは、亡くなられた原因別に、適切な言葉選びを意識したメール例文をご紹介します。

事故

突然の事故による不幸は、残された方にとっても非常に受け入れがたく、大きな悲しみに包まれていることが多いものです。驚きや動揺を伝えつつも、あまり細かく状況に触れないよう気を付けましょう。

【例文1】 

件名:突然のご訃報に接し お悔やみ申し上げます 
本文 
このたびは突然のことで 言葉が見つかりません 
おつらいお気持ちを思うと胸が痛みます 
心よりご冥福をお祈りいたします

事故という背景を深く掘り下げず、受け入れがたい状況に共感を寄せる文面にしました。無理に言葉を尽くさず、気持ちを静かに伝えることを意識しています。

【例文2】 

件名:お悔やみ申し上げます 
本文 
訃報に接し 驚きと悲しみでいっぱいです 
心より哀悼の意を表します 
ご遺族の皆さまのお気持ちが 少しでも癒えますよう お祈りしております

こちらのメールでは、気持ちに寄り添いつつ、淡々と丁寧にまとめることを意識しました。悲しみの深さを察しつつ、そっと寄り添う表現です。

病気

病気の場合、遺族はある程度覚悟していたはずですが、それでも深い悲しみは変わりません。病状や経過などに触れず、静かに労うような言葉が望ましいです。

【例文1】 

件名:ご訃報に接し 謹んでお悔やみ申し上げます 
本文 
このたびはご家族のご逝去を知り 心よりお悔やみ申し上げます 
長い間 大変だったことと存じます 
いまはただ ご冥福をお祈り申し上げます

相手のつらさを思いやりつつ、病気の詳細には触れず、静かな言葉でまとめました。長く続いた看病に対する労いも大切です。

【例文2】

件名:お悔やみ申し上げます 
本文 
ご家族のご訃報を受け ただただ驚いております 
故人さまの安らかな旅立ちを 心よりお祈りいたします 
ご遺族の皆様のお気持ちが 少しずつでも癒えますように 

こちらは少しやわらかいトーンで、穏やかさや安らぎを表す表現を意識しています。相手が少しでも心を落ち着けられるよう願う姿勢を込めました。

自殺

自死による不幸は非常に繊細で、言葉選びには最大限の注意が必要です。原因や経緯には一切触れず、そっと心を寄せる姿勢を大切にしましょう。

【例文1】

件名:お悔やみ申し上げます 
本文 
訃報に接し 深い悲しみに包まれております 
お気持ちを思うと 言葉が見つかりません 
心よりご冥福をお祈りいたします

このメールでは、自死という事情にいっさい触れず、ひたすら気持ちに寄り添う文面としました。静かに思いを伝えることを意識しています。

【例文2】

件名:ご逝去を悼み 心よりお悔やみ申し上げます 
本文 
このたびの訃報に接し 大変驚いております 
いまはただ ご冥福をお祈りし ご家族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます

こちらも同様に、背景には触れず、相手の悲しみに寄り添う内容にしています。控えめながらも思いの伝わる表現を選びました。

自然死

高齢などによる自然な最期であっても、悲しみは小さなものではありません。静かに弔意を伝えるとともに、遺族の気持ちに配慮したやさしい表現を心がけると良いでしょう。

【例文1】 

件名:お悔やみ申し上げます 
本文 
ご家族のご逝去の報に接し 心よりお悔やみ申し上げます 
長い人生を全うされたとお聞きし 安らかなご冥福をお祈りいたします

この文面では、「全うされた人生」という表現で、自然な旅立ちに敬意を表しながらも、あたたかく気持ちを伝えています。

【例文2】

件名:ご逝去を悼み 謹んでお悔やみ申し上げます 
本文 
ご訃報に接し ご家族の皆様のご心痛をお察しいたします 
長い間 支えてこられたことと思います 
心よりご冥福をお祈り申し上げます

こちらは遺族の労苦にそっと触れつつ、相手の気持ちに配慮したやさしいトーンでまとめました。

お悔やみメールの注意点

お悔やみのメールは、相手の心情を最優先に考えて言葉を選ぶ必要があります。普段のメールとは違い、慎重な配慮が求められるため、避けた方がよい表現や注意すべき点を事前に確認しておきましょう。

件名でお悔やみメールとわかるようにする

受信した相手が内容をすぐに理解できるよう、件名には「お悔やみ申し上げます」や「ご逝去のお知らせに接して」など、お悔やみの意図が伝わる表現を入れましょう。特にビジネスメールでは、件名だけで内容が判断されることもあるため、配慮が必要です。

「ご愁傷様です」は使わない

「ご愁傷様です」は本来、口頭で使われる表現であり、文章で使うと違和感を与えることがあります。

お悔やみの言葉には口頭で使えるもの、文章で使えるもの、その両方で使えるものがあります。使い分けは次のとおりです。

【口頭と文章の両方で使える】

【口頭のみ使える】

【文章のみ使える】

忌み言葉・重ね言葉を避ける

お悔やみの場面では、不幸が重なることを連想させる言葉は避けるのがマナーです。言葉選び一つで相手を傷つけることがあるため、注意が必要です。

【避けるべき言葉の例】

生死を直接的に表現する言葉を避ける

「死ぬ」「亡くなる」などの直接的な表現は避けましょう。やわらかい言い回しに置き換えることで、受け取る側への配慮につながります。

たとえば、「亡くなる」の代わりに「ご逝去」「ご他界」「旅立たれる」など、「生きていた頃」の代わりに「生前」「お元気だった頃」などの表現が適しています。

死因を尋ねない

どのような経緯だったのかと気になる気持ちがあっても、死因を尋ねることは絶対に避けましょう。相手にとってはくり返し思い出すことになるうえ、失礼にあたる可能性があります。

遺族に直接尋ねるのはもちろん、他の参列者に尋ねたり、死因について憶測で話し合ったりするのもやめてください。

励ましの言葉をかけない

相手の悲しみが深いときに、前向きな言葉をかけるのは、かえって心の負担になってしまうことがあります。次のような励ましは避け、静かに気持ちを伝えるようにしましょう。

【避けるべき言葉の例】

句読点は使わない

お悔やみメールでは、句点や読点を使わないのがマナーとされています。文章を区切る句読点を避けることで、お通夜や葬儀が滞りなく進むよう祈るという意味合いがあります。

読点の代用として全角スペース、句点の代わりに改行を用いるようにしましょう。

短く簡潔にまとめる

長文は相手に負担をかけてしまうため、お悔やみのメールは簡潔にまとめるのが基本です。あれこれと気持ちを綴るよりも、静かに寄り添う短い言葉が相手の心に届きます。

相手との間柄や親しさを踏まえて書く

メールの文面は、相手との関係性によってトーンを調整する必要があります。ビジネス上の相手には形式を重視した表現を、親しい友人にはややくだけた言葉遣いも取り入れて構いません。いずれにしても、丁寧な表現と思いやりの姿勢は忘れないようにしましょう。

宗教に応じた言葉遣いをする

お悔やみの言葉は、宗教によってふさわしい表現が異なります。宗教にそぐわない言葉を使ってしまうと、知らず知らずのうちに相手の気持ちを傷つけてしまうこともあるため、注意が必要です。特に「ご冥福をお祈りします」は仏教用語であり、他宗教では使わない方が無難です。

神道の場合は、「御霊のご平安をお祈りいたします」「安らかな旅立ちでありますように」などの表現が適しています。また、「ご冥福」との代わりに、「御霊(みたま)」「ご昇神」などの言い回しにするのが一般的です。

キリスト教では、「安らかな眠りにつかれますようお祈りいたします」「神の御許での平安をお祈りいたします」などの表現が用いられます。「ご冥福」ではなく「安息」や「天に召される」などの言葉を使うと、信仰に即した形になります。

お悔やみメールはマナーや相手との間柄を踏まえて書こう

お悔やみの言葉をメールで送るのはあくまで略式の方法です。本来であれば直接伝えるのが望ましいですが、訃報をメールで受け取った場合や、やむを得ず通夜や葬儀に参列できないときには、メールで気持ちを伝えても問題ありません。

お悔やみの表現には、口頭で使うべき言葉と文章で使うべき言葉があります。「お悔やみ申し上げます」や「残念でなりません」は、どちらでも使える表現のため、迷ったときはこれらを選ぶと安心です。

お悔やみの言葉を伝える機会は、年齢を重ねるごとに増えていくでしょう。いざというとき困らないように、本記事をぜひお気に入り登録し、必要なときに例文を確認し直してください。