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葬儀辞典

お悔やみの言葉のマナーと相手・状況別のかけ方【例文付き】

okuyami2 葬儀辞典

お悔やみの言葉は、故人を悼み、遺族の悲しみに寄り添う気持ちを伝える言葉です。基本マナーから、相手・状況・宗教別の例文、参列できない場合のメールや弔電での伝え方まで解説します。いざという時に失礼なく弔意を伝えたい方、適切な言葉選びに迷う方は必見です。

お悔やみの言葉は、故人の死を悼み、深い悲しみの中にいる遺族の心に寄り添うための大切な言葉です。適切な言葉を選ぶことで、遺族に温かい気持ちが伝わるでしょう。

しかし、突然の訃報に際し、どのような言葉をかければ良いのか迷ったり、マナー違反にならないか不安になったりする方も多いのではないでしょうか。

本記事では、お悔やみの言葉の基本的なマナーから、相手別・状況別・宗教別の具体的な例文、参列できない場合のメールや弔電での伝え方まで詳しく解説します。いざという時に自信を持って弔意を伝えたい方、言葉選びやマナーに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

お悔やみの言葉とは

お悔やみの言葉とは、大切な方を亡くされた遺族に対してかける言葉です。故人の死を悼む気持ちや、遺族への慰めの気持ちを伝えるために、お悔やみの言葉をかけます。訃報に接した際や、お通夜、葬儀・告別式に参列した際に、遺族へ直接伝えることが多いでしょう。

お悔やみの言葉を述べる際は、悲しみに暮れる遺族の心情に配慮し、手短に伝えることが基本です。長々と話したり、死因を詳しく尋ねたりすることは避けましょう。また、相手の宗教・宗派に合わせた言葉を選ぶことも大切です。

基本的なお悔やみの言葉

ここでは、お通夜や葬儀の受付など、さまざまな場面で使える基本的なお悔やみの言葉を紹介します。どのような言葉をかければよいか迷った際は、まずはこちらを参考にすると良いでしょう。

この度は誠にご愁傷様でございます

心よりお悔やみ申し上げます

突然のことで、言葉も見つかりません

これらはあくまで基本的な表現です。故人との関係性や遺族の状況を踏まえ、心からの気遣いの言葉を添えると、より弔意が伝わるでしょう。ここからは、具体的な相手や状況に合わせたお悔やみの言葉の例文を見ていきます。

【相手別】お悔やみの言葉の例文

お悔やみの言葉は、誰に向けて伝えるかによって、かけるべき言葉や配慮すべき点が異なります。相手との関係性や状況をよく考え、心からの弔意を伝えることが大切です。

ここでは、親、配偶者、子どもを亡くした相手。仕事関係者、知人・友人の家族にどのようにお悔やみの言葉をかければいいのか、例文付きで紹介します。

親を亡くした相手

両親を亡くした方は、計り知れないほどの深い悲しみと喪失感を抱えています。相手の気持ちに寄り添い、いたわりの言葉をかけることが大切です。無理な励ましは避け、静かに見守る姿勢も必要になります。

【例文1】

この度は、お父様(お母様)のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。さぞお力落としのこととお察しいたします。

【例文2】

突然のことで、まだ信じられない気持ちです。どうかご無理なさらないでください。私にできることがあれば、いつでもお声がけください。

配偶者を亡くした相手

人生の伴侶である配偶者を亡くした方の悲しみは、察するに余りあります。今後の生活への不安も大きいかもしれません。相手の状況を深く気遣い、安易な励ましの言葉は控えましょう。

【例文1】

この度は、ご主人様(奥様)のこと、誠にご愁傷様でございます。お力落としのことと思いますが、どうぞご無理なさらないでください。

【例文2】

ご主人様(奥様)の突然の訃報に、ただただ驚いております。〇〇様(相手の名前)のお気持ちを思うと言葉もありません。心からお悔やみ申し上げます。

子どもを亡くした相手

お子様を亡くした親御さんの悲しみは、想像を絶するものです。どのような言葉も慰めにならないかもしれません。だからこそ、相手の気持ちを最優先に考え、慎重に言葉を選ぶ必要があります。

【例文1】

この度は、ご子息様(ご息女様)のこと、あまりにも突然のことで、かける言葉も見つかりません。心よりお悔やみ申し上げます。

【例文2】

ご心中お察しいたします。今はただ、ご無理なさらないよう、ご自愛ください。何か私にできることがあれば、遠慮なくお申し付けください。

仕事相手の家族

仕事関係の方の家族が亡くなった場合、相手への配慮はもちろん、ビジネス上の関係性も考えなければなりません。弔意は簡潔に伝え、仕事の引き継ぎなどについても気遣う姿勢を示すと良いでしょう。

【例文1】

この度は、〇〇様(お父様、ご主人など)のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。社内でも皆悲しんでおります。くれぐれもご無理なさらないでください。

【例文2】

〇〇様(お父様、ご主人など)のご訃報に接し、心より哀悼の意を表します。ご多忙中とは存じますが、今はどうぞお見送りに専念なさってください。

知人・友人の家族

知人や友人の家族が亡くなった際は、その方との関係性の深さに応じた配慮が求められます。親しい間柄であれば、より親身になって相手の気持ちに寄り添い、何か手伝えることがないか尋ねるのも良いかもしれません。

【例文1】

この度は、〇〇様(お父様、奥様など)のこと、心からお悔やみ申し上げます。〇〇さん(知人・友人)もさぞお辛いことと思います。私に何か手伝えることがありましたら、いつでもご連絡ください。

【例文2】

突然のことで驚きました。私も〇〇様(お父様、奥様など)には大変良くしていただきました。恩返しができないままご逝去されたことが、悔やまれてなりません。

【ケース別】お悔やみの言葉の例文

故人が亡くなった状況によって、遺族の気持ちは大きく異なります。かける言葉も、その状況に配慮したものを選ばなければなりません。安易な励ましや、死因を詳しく尋ねることは避けましょう。

ここでは、事故、病気、自殺、自然死といったケース別のお悔やみの言葉を紹介します。

事故

事故による突然の別れは、遺族にとって計り知れない衝撃と動揺をもたらします。混乱している場合も多いので、相手の気持ちを察し、詳しい状況などを詮索することは避けるべきです。

【例文1】

この度の突然の事故の報に接し、ただただ驚いております。心からお悔やみ申し上げます。

【例文2】

まさかこのようなことになるとは、信じられない気持ちです。お辛いでしょうが、どうか気を強く持ってください。

病気

長い闘病の末に亡くなった場合、遺族は看病による心労を抱えているでしょう。ある程度の覚悟はしていても、悲しみが癒えるわけではありません。遺族の心労をねぎらい、いたわる言葉が適切でしょう。

【例文1】

ご病気療養中とは伺っていましたが、誠に残念です。〇〇様(遺族の名前)も看病でお疲れのことと思います。どうぞご無理なさらないでください。

【例文2】

〇〇様(故人)の逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。安らかな眠りにつかれますよう、お祈りいたします。

自殺

本人の意思による死は、遺族に強いショックと複雑な感情をもたらします。自責の念に駆られることも少なくありません。死因には一切触れず、かける言葉は最小限にとどめ、静かに寄り添う姿勢が大切です。

【例文1】

この度は誠にご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。

【例文2】

突然のことで、かける言葉も見つかりません。ただただ、〇〇様(故人)の冥福を祈るばかりです。

自然死

老衰などによる自然死は、天寿を全うしたともいえますが、遺族にとってはやはり寂しいものです。故人の人生をねぎらいつつ、遺族の気持ちにも寄り添う言葉を選びましょう。大往生などの言葉は、遺族が使わない限り避けた方が無難です。

【例文1】

〇〇様(故人)の安らかな旅立ちを、心よりお祈り申し上げます。ご冥福をお祈りいたします。

【例文2】

〇〇様(故人)には、生前大変お世話になりました。寂しくなりますが、今はゆっくりお休みくださいとお伝えください。

お通夜や葬儀に参列できないときのお悔やみの言葉の送り方

遠方に住んでいる、体調が悪いなどの理由で、お通夜や葬儀に参列できないこともあります。そのような場合でも、故人を悼み、遺族を気遣う気持ちを伝える方法ことはできます。

ここでは、メール、LINE、弔電でのお悔やみの言葉の伝え方と例文を紹介します。直接会えないからこそ、マナーを守り、心を込めて伝えることが大切です。

メール

本来、お悔やみの言葉は直接伝えるか、弔電を送るのが正式なマナーです。しかし、親しい間柄で相手も了承している場合や、取り急ぎ弔意を伝えたいときなどにはメールで伝えることもあります。

件名には「お悔やみ申し上げます(自分の氏名)」などと記し、内容は簡潔にまとめましょう。忌み言葉を避け、返信は不要である旨を添える配慮も大切です。

例文

件名:お悔やみ申し上げます(〇〇 〇〇より)

本文:

〇〇様

この度は、〇〇様(故人)の突然の訃報に接し、大変驚いています。

心よりお悔やみ申し上げます。

本来であれば直接お伺いすべきところですが、都合により参列できず申し訳ありません。

略儀ながらメールにて失礼いたします。

〇〇様(遺族)もさぞお力落としのことと思います。

どうかご無理なさらないでください。

なお、返信のお気遣いは不要です。

〇〇 〇〇(自分の氏名)

LINE

LINEはメール以上に略式な連絡手段です。LINEでお悔やみを伝えるのは、相手との関係性をよく考えたうえで判断しましょう。

送る場合は、絵文字やスタンプなどは使わず、簡潔な文章で弔意を伝えます。返信は不要である旨を書き添える気遣いも必要でしょう。

例文

〇〇(相手の名前)さん、この度はお父様(故人の続柄)のこと、心からお悔やみ申し上げます。

突然のことで驚いています。

今は大変だと思いますが、ご無理なさらないようご自愛ください。

なお、返信のお気遣いは不要です。

弔電

弔電(ちょうでん)とは、お通夜や葬儀に参列できないとき、故人や遺族に対してお悔やみの気持ちを伝える電報のことです。NTTや郵便局、インターネットの電報サービスなどを利用して送れます。

葬儀会場宛に送り、式中に読み上げられることもあります。丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

例文

〇〇様(故人)のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。

ご生前の笑顔ばかりが目に浮かび、胸が締め付けられる思いです。

ご遺族の皆様のお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。

遥かな地より、心からご冥福をお祈り申し上げます。

お悔やみの言葉のマナー

お悔やみの言葉を伝える際には、守るべきいくつかのマナーがあります。最も大切なのは、悲しみの中にいる遺族の気持ちを最大限に配慮することです。不用意な言葉で相手を傷つけないよう、細心の注意を払いましょう。

ここでは、特に注意したい「忌み言葉」「死因の詮索」「宗教による違い」について解説します。

忌み言葉を使わない

忌み言葉とは、不幸が重なることや死を直接的に連想させる、縁起が悪い言葉のことです。お悔やみの場では遺族を不快にさせたり、さらに傷つけたりする可能性があるため、使用を避けましょう。意識せずに使ってしまうこともあるため注意が必要です。

例えば、「重ね重ね」「たびたび」「ますます」といった不幸が繰り返されることを連想させる重ね言葉は避けます。「死ぬ」「生きている頃」などの直接的な表現も、「逝去する」「ご生前」などに言い換えます。「浮かばれない」「消える」といった不吉な言葉も使わないように気を付けましょう。

死因を尋ねない

故人が亡くなった原因、つまり死因を尋ねることは、お悔やみの場では絶対に避けてください。死因は遺族にとってデリケートな問題であり、触れてほしくない話題です。詮索するような言動は大変失礼にあたります。

直接尋ねるのはもちろん、他の参列者と死因について話すことも慎むべきです。もし遺族の方から死因について話された場合は、静かに耳を傾け、相手の気持ちに寄り添う姿勢を示しましょう。決して根掘り葉掘り聞くようなことはしてはいけません。

宗教に応じた言葉遣いをする

日本では仏式の葬儀が多いため、「冥福」「供養」「成仏」といった仏教用語がよく使われます。しかし、宗教によって死に対する考え方や使う言葉は異なります。相手の信仰に配慮した言葉遣いを心がけましょう。

他の宗教の方に仏教用語を使うのは、失礼にあたります。事前に宗教がわかっている場合は、適切な言葉を選びましょう。

神道では、故人は家の守り神になると考えられています。そのため、「冥福」や「供養」といった仏教用語は使いません。「御霊(みたま)のご平安をお祈り申し上げます」や、「安らかにお眠りください」、「御安霊(ごあんれい)の安らかならんことをお祈りいたします」といった表現を用いるのが適切です。

キリスト教では、死は神のもとへ召されることであり、不幸なことではないと捉えられています。そのため、「お悔やみ」という言葉は基本的に使いません。「安らかな眠りにつかれますようお祈りいたします」「〇〇様(故人)が安らかに憩われますよう、お祈りいたします」「神様からの慰めと平安がありますように」などが使われます。「冥福」「供養」「往生」といった言葉は不適切です。

なお、細かな宗派によって異なることもあるので、不安な場合は宗教者や葬儀社に確認してください。

相手の状況や宗教に応じたお悔やみの言葉を使おう

お悔やみの言葉は故人の死を悼み、悲しむ遺族に寄り添う気持ちを伝えるための大切な言葉です。伝える際は手短に述べることを基本とし、忌み言葉を使わない、死因を尋ねない、そして相手の宗教に配慮するといったマナーを守ることが求められます。

「この度は誠にご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます」といった基本的な言葉を伝えるだけでも、弔意は伝わります。

しかし、故人との関係性や遺族の状況、亡くなった背景などを考慮し、相手に合わせた言葉を選ぶことで、より深く温かい気持ちが届くでしょう。