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葬儀辞典

【例文付き】葬儀・告別式の挨拶|押さえるべきポイントと使用NGワード

aisatsu 葬儀

葬儀では喪主や親族が挨拶する場面が多いですが、深い悲しみの中でどのように挨拶すればいいのかわからず、戸惑うことも少なくありません。本記事では挨拶の内容や例文、話し方のポイントを紹介。挨拶を任された方や不安を感じている方に向けた記事です。

葬儀では、僧侶や会葬者に対して挨拶する場面が多くあります。突然その場に立たされて戸惑わないためにも、あらかじめ挨拶の内容を考えておくと安心です。

「どんな言葉をかければいいのかわからない」「失礼のないように挨拶したい」と不安に感じている方は少なくないでしょう。

本記事では、僧侶への挨拶や会葬者へのお礼、締めの言葉や献杯の挨拶など、葬儀で必要となる挨拶の内容と例文をまとめています。喪主や遺族として挨拶を任されている方、落ち着いて気持ちを伝えたい方は、ぜひ参考にしてください。

葬儀では喪主や親族代表が挨拶する

葬儀では、喪主や親族代表が、参列してくれた方々に感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。お通夜や葬儀・告別式の終わりに一言添えたり、精進落としの席で献杯の挨拶を

したりと、いくつかの場面で挨拶の機会があります。

ただ、喪主や近しい親族は深い悲しみのなかにあるうえ、式の準備や対応に追われて心身ともに余裕がないかもしれません。そんなときは無理をせず、信頼できる人に挨拶を代わってもらうと良いでしょう。

喪主や親族代表が挨拶できないときは、代理を立ててもOK

挨拶を代わりに務めるのは、故人や喪主と関係が深く、事情をよくわかっている人が適しています。たとえば、兄弟姉妹や子ども、義理の親族、または古くからの友人などを選ぶのが一般的です。参列者にとっても自然に受け入れられる立場の人が望ましいでしょう。

代理として挨拶するときは、はじめに「どのような立場なのか」「なぜ自分が挨拶しているのか」を簡単に伝えると、聞いている側にもわかりやすくなります。話の流れもスムーズになり、違和感を与えずに済みます。

たとえば、次のように伝えると良いでしょう。

「本日はご多用のなか、お運びいただき誠にありがとうございます。私は、故人の長女〇〇の夫でございます。本来であれば喪主よりご挨拶を申し上げるところですが、代わりまして私から一言ご挨拶を申し上げます。」

僧侶への挨拶の仕方と例文

お通夜や葬儀では、読経をお願いする僧侶に失礼のないよう、丁寧な言葉で挨拶しましょう。ここでは、僧侶を出迎えるときや見送るときの挨拶、お布施について尋ねるときの言い回しを紹介します。

僧侶の出迎えの挨拶

僧侶が会場に到着したら、まずは感謝の気持ちを伝え、足を運んでいただいたことへのお礼を述べます。堅苦しくなりすぎず、落ち着いた口調で挨拶しましょう。

「本日はご多用のところ、誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

僧侶の見送りの挨拶

読経などの勤行が終わり僧侶が帰る際には、感謝の言葉を伝え、丁寧に見送ります。その際にはお布施も一緒に渡し、あらためてお礼の気持ちを伝えましょう。天候や道中への気遣いも添えると、より丁寧な印象になります。

「本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。ささやかではございますが、どうぞお納めください。お足元の悪いなか恐縮ですが、どうぞお気をつけてお帰りください。」

お布施の金額目安の尋ね方

お布施の金額について直接尋ねるのは気が引けるかもしれませんが、事前に目安を確認しておくと安心です。寺院や僧侶との関係性にもよりますが、失礼のない聞き方を意識しましょう。

「お布施につきまして、失礼ながらご志の目安を教えていただけますでしょうか。」

葬儀での挨拶の仕方と例文

葬儀ではさまざまな場面で挨拶を交わす機会があります。慌ただしい中でも、心を込めて言葉をかけることで、関わってくれる方々への感謝の気持ちを伝えられます。ここでは、受付をお願いした方や参列者とのやり取りなど、具体的な場面ごとの挨拶例を紹介します。

受付を引き受けてくれる方への挨拶

受付をお願いした方には、開式前に一言感謝を伝えましょう。丁寧な姿勢で、お願いしている立場であることを意識しながら声をかけると、気持ちよく引き受けてもらえます。

受付時の挨拶

参列者が受付に来た際は、丁寧にお辞儀して、落ち着いた口調で迎えます。

お悔やみの言葉への返事

「ご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」といったお悔やみの言葉をかけられたら、深く頭を下げ、短く静かにお礼を伝えるのが基本です。感情が込み上げることもあるので、無理に言葉を続けようとせず、落ち着いた対応を心がけましょう。

葬儀・告別式の締めの挨拶

葬儀・告別式の終わりには、参列者に向けて、喪主や親族代表が挨拶します。葬儀・告別式の締めの挨拶は、次の5つの要素で構成します。

  1. 会葬のお礼
  2. 最期の様子を伝える
  3. 生前のお付き合いへのお礼
  4. 今後のお付き合いのお願い
  5. 結びの言葉

それぞれどのような内容にすればいいのか、例文付きで紹介します。

会葬のお礼

まずは、会葬してくれたことへの感謝を述べましょう。暑さ寒さや忙しいなか足を運んでくれたことへの配慮も添えると、丁寧な印象になります。

最期の様子を伝える

会葬してくれた方々に、故人がどのような最期を迎えたのかを簡単に伝えることで、心を寄せてくださった方々に応えられるでしょう。ここでは、状況ごとに使いやすい挨拶の一例を紹介します。

長寿・自然死の場合

「最期は大きな苦しみもなく、眠るように安らかに息を引き取りました。家族に見守られながら、穏やかな表情で旅立ちました」

病気だった場合

「長い闘病生活ではありましたが、最後は家族全員が揃って見送ることができました。静かに呼吸が弱まり、そのまま眠るように旅立ちました」

急逝だった場合

「本当に突然のことで、私たちもまだ実感が追いついておりません。ただ、最期は病院で処置を受けたのち、苦しむことなく静かに息を引き取りました」

亡くなった理由について触れたくない場合

「家族に見守られながら、静かに旅立っていきました。どうか、心のなかでそっと手を合わせていただければ幸いです」

生前のお付き合いへのお礼

葬儀・告別式は故人が生前お世話になった方々への感謝を伝える場でもあります。これまで支えてもらったことへのお礼を述べましょう。

今後のお付き合いのお願い

葬儀を機に縁が薄れることのないよう、今後も変わらぬお付き合いをお願いする言葉を添えます。遺された家族を今後も見守ってもらいたい、という気持ちを込めましょう。

結びの言葉

挨拶の締めくくりには、改めて感謝の言葉を述べたうえで、参列者の健康や無事を祈る言葉を添えましょう。

精進落としでの挨拶

精進落としとは、葬儀・告別式のあとに、参列してくれた方々をもてなす会食のことです。火葬後に開くのが一般的で、労をねぎらう意味や、故人を偲んで語らう時間として設けられます。ここでは、精進落としの場での挨拶の内容や例を紹介します。

精進落としの案内

火葬場から戻った後、参列者を会食の席へ案内するときは、無理のない範囲で参加してもらえるよう声をかけます。強制的な印象にならないよう、気遣いのある言い回しを心がけましょう。

「このあと、ささやかではございますが、別室にて精進落としの席を用意しております。ご都合のよろしい方は、どうぞお立ち寄りください」

精進落としの開始(献杯の挨拶)

精進落としの席では、開会にあたって故人を偲ぶとともに、集まってくれた方々への感謝の気持ちを伝えます。堅くなりすぎず、和やかな雰囲気をつくるよう意識しましょう。

「本日はお忙しいなか、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。生前は故人がたいへんお世話になり、心より感謝申し上げます。生前の思い出などを語り合いながら、ゆっくりとお過ごしいただければと思います。それでは、故人の冥福を祈り、献杯させていただきます」

なお、精進落としを始める際は「献杯」をします。献杯とは何か、立場別の献杯の挨拶例を知りたい方は、こちらの記事もお読みください。

献杯の挨拶例をタイミング、立場別に紹介|使ってはいけない言葉や基本マナー

精進落としの終了

会食の締めくくりでは、改めて参列への感謝を伝え、今後の変わらぬお付き合いへの願いを込めて挨拶します。しんみりしすぎず、温かく見送る雰囲気を意識しましょう。

「本日は長いお時間をお付き合いいただき、誠にありがとうございました。皆さまとお話しするなかで、故人もきっと喜んでいることと思います。今後とも私ども遺族に変わらぬご厚情を賜れますよう、お願い申し上げます。どうかお気をつけてお帰りください。本日は本当にありがとうございました」

代表として挨拶するときのポイント

葬儀や精進落としの場では、喪主や遺族を代表して挨拶することがあります。ここでは、挨拶するときに心がけたいことを紹介します。

挨拶は端的にまとめ、ゆっくり話す

挨拶の目的は参列してくれた方々に感謝の気持ちを伝えることです。挨拶の内容は簡潔にまとめ、言葉一つひとつを丁寧に届けるつもりで、ゆっくりと話すことが大切です。気持ちが高ぶっても、深呼吸して落ち着いて話すよう心がけましょう。

原稿を用意しておくと安心

人前で話すのが苦手な方や、感情が込み上げやすい方は、あらかじめ原稿を用意しておくと安心です。手元にあるだけでも気持ちに余裕が生まれます。万が一言葉に詰まっても、落ち着いて読み上げられるでしょう。当日までに一度声に出して練習しておくと、より安心です。

葬儀の挨拶で使ってはいけない言葉

葬儀の場では、相手の心情に配慮した言葉選びが求められます。何気ない一言でも、不適切な表現や不吉な印象を与える言葉が含まれていると、誰かを傷つけてしまうかもしれません。ここでは、避けるべき言葉や言い換えの工夫について紹介します。

不幸や別れを連想させる言葉

葬儀の挨拶では、「不幸」「終わり」といった言葉を使うと、暗い印象を与えてしまいます。場の雰囲気にそぐわないだけでなく、遺族や参列者の気持ちをさらに落ち込ませてしまうおそれがあるため、避けるようにしましょう。具体的には次のような言葉を使わないように気をつけます。

重ね言葉

重ね言葉とは、同じ意味を繰り返す言い回しのことです。葬儀は一度きりであってほしい場面なので、繰り返しを連想させる重ね言葉は避けましょう。具体的には次のような言葉を使わないようにします。

生死を直接的に表現する言葉

「死亡」「死んだ」などのように生死を直接的に表す言葉は、生々しく感じられやすく、遺族や参列者に強い印象を与えてしまいます。葬儀の挨拶ではできるだけ柔らかく、間接的な表現に言い換えるようにしましょう。具体的には次のような言葉を使わないように気をつけます。

生死を表す言葉は、「生前」「逝去」などに言い換えましょう。「旅立ちました」「永眠いたしました」なども使えます。

葬儀の挨拶は端的に、落ち着いて話そう

喪主や親族は、お通夜や葬儀・告別式の締めくくり、精進落としの席など、さまざまな場面で挨拶します。突然その場に立つと戸惑ってしまうこともあるため、どのような内容を話すか、あらかじめ考えておくと安心です。

葬儀の挨拶は、長々と話す必要はありません。感謝の気持ちを伝える、故人の様子を少し語る、それだけでも十分です。とくに締めの挨拶や献杯の言葉などは、原稿を用意しておくと落ち着いて話しやすくなります。気持ちを込めて、ゆっくり丁寧に伝えることを心がけましょう。

あんしん祭典では葬儀に関するさまざまな相談を承っています。葬儀の挨拶の文章が思い浮かばない方、誰が挨拶すればいいかわからない方は、下記ボタンからお気軽にご相談ください。

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