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葬儀辞典

【例文あり】家族葬に呼ばない親戚への事後報告には何を書く?タイミングと注意点

葬儀

家族葬に呼ばなかった親戚への訃報は、葬儀後に事後報告するのが一般的です。事後報告自体は失礼にはあたりませんが、文面の内容やタイミング、弔事特有のマナーをしっかり押さえておくことが大切です。

「いつ連絡すればいいのか」「何を書けばいいのか」と、報告の進め方に迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、家族葬の事後報告をするタイミングや伝えるべき内容、書き方のマナーを解説します。手紙・はがきとメール、それぞれの例文もあるので、実際の文面作成にもすぐに役立てられます。

家族葬に呼ばない親戚には、訃報を事後報告するのが一般的

家族葬とは、故人の家族や親しい友人など、ごく限られた人数で執り行う小規模な葬儀のことです。参列者を絞ることで、故人との最後の時間をゆっくりと過ごせることから、近年多くの家庭に選ばれています。

家族葬に呼ばなかった親戚への連絡は、葬儀が終わってから事後報告するのが一般的です。葬儀の前に訃報を伝えてしまうと、参列を希望する親戚が急ぎ駆けつけてしまう可能性があります。

事後報告と聞くと、失礼にあたるのではと心配になる方もいるかもしれません。しかし、家族葬は「参列者を限定して執り行う葬儀」として広く認知されており、事後報告自体は失礼にはあたりません。大切なのは、報告のタイミングや文面に配慮することです。

親戚に家族葬の事後報告をするタイミング

家族葬の事後報告は、葬儀が終わってからなるべく早めにするのが基本です。遅くとも、四十九日法要が終わるまでに報告を済ませるのが望ましいとされています。葬儀直後は手続きや後片付けで慌ただしくなりがちですが、できれば葬儀後1〜2週間以内を目安に連絡を入れるとよいでしょう。

報告が遅くなるほど、親戚が「なぜ早く知らせてくれなかったのか」と不信感を抱きかねません。また、人づてに訃報を知ってしまった場合、親戚の方が傷ついてしまうこともあります。そのような事態を避けるためにも、葬儀後の早い段階で連絡を取ることが大切です。

なお、四十九日法要を終えたあとに報告する場合は、法要が無事に済んだことも併せて伝えるのが丁寧な作法です。報告が遅れた際には、その旨をひと言お詫びする文章を添えると、受け取る側への配慮が伝わりやすくなるでしょう。

家族葬の事後報告で伝える内容

事後報告の文面には、伝えるべき内容がいくつか決まっています。必要な情報を漏れなく盛り込むことで、受け取った親戚が状況を正確に把握できるだけでなく、丁寧な印象を与えることにもつながります。

訃報とご逝去の年月日

まず欠かせないのが、故人が亡くなったという訃報と、ご逝去の年月日、享年です。「誰が」「いつ」亡くなったのかを明確に伝えましょう。亡くなった理由については、伝えても伝えなくても構いません。

葬儀を家族葬で執り行ったことの報告

葬儀をすでに家族葬として終えたことも、しっかりと明記しましょう。「近親者のみで執り行った」「家族葬にて滞りなく済ませた」といった表現を用いると、事後報告にした経緯が自然に伝わります。

事後報告のお詫びと生前お世話になったことへの感謝

訃報を事後にお知らせすることへのお詫びと、故人が生前にお世話になったことへの感謝は、必ずセットで伝えたい内容です。「ご連絡が遅くなり申し訳ございません」という一言があるだけで、受け取る側の印象は大きく変わります。形式的な文面になりすぎず、故人への思いが伝わるような言葉を添えられると、より丁寧な報告になるでしょう。

後日の弔問や香典を辞退する場合、その旨も伝える

家族葬では、葬儀後の弔問や香典・供花を辞退するご家庭も少なくありません。辞退の意向がある場合は、事後報告の文面に明確に記載しましょう。

「誠に勝手ながら、香典・供花はご辞退申し上げます」のように、丁寧かつ明確に伝えることで、親戚側も対応に迷わずに済みます。辞退の意向を伝えないままでいると、後日お断りする手間が生じるだけでなく、先方に余計な気を遣わせてしまいます。

家族葬の事後報告を書くときの注意点

事後報告の文面を書く際には、一般的な手紙とは異なるいくつかのマナーがあります。知らずに書いてしまうと、受け取った親戚に失礼な印象を与えてしまうこともあるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

句読点を使わない

弔事に関する文書では、句読点(「、」「。」)を使わないのがマナーとされています。もともと句読点には「区切る」「終わらせる」という意味合いがあり、弔事においては縁起が悪いと考えられてきた背景があります。句読点の代わりにスペースや改行で文章に区切りをつけるのが一般的な作法です。

時候の挨拶は書かない

通常の手紙では冒頭に「拝啓 〇〇の候」などの時候の挨拶を入れますが、弔事の文書ではこれを省略するのがマナーです。前置きを置かず、訃報の報告から文章を書き始めます。

忌み言葉・重ね言葉を使わない

弔事の文書では、不吉な意味を持つ「忌み言葉」と、不幸が繰り返されることを連想させる「重ね言葉」を避けるのがマナーです。

忌み言葉の代表例としては「死ぬ」「苦しむ」などが挙げられ、「逝去」「他界」といった言葉に置き換えるのが一般的です。また「重ね重ね」「たびたび」「またまた」などの重ね言葉も使わないよう注意が必要です。これらの言葉は「不幸が重なること」を連想させるためです。

手紙やはがきの場合、薄墨で書く

手書きで手紙やはがきを書く場合は、薄墨を使うのが弔事のマナーです。薄墨は「涙で墨が薄まった」という気持ちを表すとされており、古くから弔事の文書に用いられてきました。薄墨の筆ペンも市販されているため、手書きで送る際には活用するとよいでしょう。なお、印刷を発注する場合やパソコンで作成する場合も、薄墨に近いグレーの文字色(薄墨印刷)を選択するのが一般的です。

家族葬の事後報告をする方法

事後報告の手段には、主に手紙・はがきとメールの2種類があります。どちらを選ぶかは、相手との関係性や普段の連絡方法に合わせて判断すると良いでしょう。

手紙・はがき

手紙やはがきは、弔事の連絡手段として最も丁寧な方法です。特に年配の親戚や、日頃からメールでのやり取りがない相手には、手紙・はがきで報告するのが丁寧な対応といえるでしょう。封書(手紙)の方がはがきよりも改まった印象を与えるため、関係性が深い親戚や目上の方への報告には封書が適しています。

なお、弔事用の封筒や便箋は、白無地のものを選ぶのがマナーです。派手な柄や色のものは避け、先述のとおり薄墨を使って丁寧に書き上げましょう。

メール

普段からメールやSNSでやり取りのある親戚であれば、メールでの事後報告も失礼にはあたりません。手紙と比べて届くまでのタイムラグがなく、迅速に報告できる点がメールの大きなメリットです。葬儀後の慌ただしい時期に、複数の親戚へ同時に連絡を取る手段としても活用しやすいでしょう。

ただし、メールで送る場合でも、文面の丁寧さは手紙と同様に心がけることが大切です。件名には「〇〇儀 逝去のご報告」など、一目で内容が伝わる表記を入れておくと、受け取った相手が内容を把握しやすくなります。

家族葬の事後報告の例文

実際に事後報告の文面を作成する際は、次の例文を参考にしてください。手紙・はがきとメールでは、文体や構成に若干の違いがあります。それぞれの例文をベースに、故人との関係性や状況に合わせて適宜アレンジして使ってください。

手紙・はがき

下記は、封書やはがきで送る際の例文です。句読点を使わず、時候の挨拶も省いた弔事の作法に沿った文面になっています。

謹んでご報告申し上げます

父 〇〇儀 去る令和〇年〇月〇日に〇〇歳にて永眠いたしました

生前は格別のご厚情を賜り 誠にありがとうございました

葬儀は故人の遺志により 近親者のみにて家族葬として滞りなく執り行いました

本来であればご連絡申し上げるべきところ 事後のご報告となりましたことを深くお詫び申し上げます

なお 誠に勝手ながら ご弔問およびご香典はご辞退申し上げますので 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます

略儀ながら 書中をもってご通知申し上げます

令和〇年〇月

〇〇 〇〇(喪主氏名)

メール

下記は、メールで送る際の例文です。手紙の形式に近い丁寧な文面を心がけつつ、件名で内容がひと目で伝わるよう工夫しています。

【件名】〇〇儀 逝去のご報告

〇〇様

お世話になっております

〇〇(送り主の氏名)でございます

このたび 父 〇〇儀が令和〇年〇月〇日に〇〇歳にて永眠いたしました

謹んでご報告申し上げます

葬儀は故人の遺志により 近親者のみにて家族葬として執り行いました

本来であればすぐにご連絡すべきところ 事後のご報告となりましたことを深くお詫び申し上げます

生前は父への格別のご厚情を賜り 家族一同 心より感謝申し上げます

なお 誠に勝手ながら 弔問およびご香典はご辞退申し上げております

何卒ご理解のほど よろしくお願い申し上げます

略儀ながら メールにてご通知申し上げます

〇〇 〇〇(喪主氏名)

弔問や香典を辞退しない場合は、辞退に関する一文を省いてください。

家族葬に呼ばない親戚には事後報告で良いが、丁寧な挨拶を心がけよう

家族葬に呼ばなかった親戚へは、葬儀後なるべく早めに、丁寧な文面で手紙やメールを送ります。句読点を使わない、時候の挨拶を省く、忌み言葉や重ね言葉を避けるといった弔事のマナーも忘れないよう気を付けましょう。

事後報告自体は、失礼にはあたりません。ただし、文面の丁寧さや報告のタイミングによって、受け取る親戚の印象は大きく変わります。故人への思いと、連絡が遅れたことへの誠実な気持ちが伝わる文章を心がけることが、その後の関係を良好に保つうえで欠かせません。

家族葬の進め方や事後報告のマナーについて、不安や疑問をお持ちの方は、ぜひあんしん祭典にご相談ください。あんしん祭典は東京都を中心に多数の式場を展開しており、家族葬から一般葬・一日葬まで、ご家族のご要望やご予算に合わせた葬儀をご提案しています。

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